東京合宿の計画 平成16年 6月14日(月)
土日に、担任二人で東京へ出かけてきました。最初に、ユニセフへ行きました。ユニセフは、世界中の苦しんでいる子ども達を救う活動をしている所です。満足に食事をとれない子ども、不衛生な所で生活をして命を落としていく子ども、エイズや地雷で苦しんでいる子ども、教育を受けられない子どもなどが世界には多くいます。日本のように恵まれた子ども達は、世界の2割程度しかいないそうです。子どもが生きていく上での基本的人権が多くの国では守られていません。私達に、何が出来るか考えさせられます。
次に電通の方と長い時間お話をしました。電通はとてもすごい企業でした。テレビ番組とスポンサーをつないだり、新聞やラジオなどの広告を仕切ったり、オリンピックなどの放送の権利などを采配したり、いろいろなイベントや博覧会などの企画演出をしたりなど、宣伝のあるところ全てに関係しています。また、日本企業の宣伝を外国に広げたり、外国企業の宣伝を日本で広めたりもしています。6兆円規模の産業です。電通本社ビルの中の仕事場、会議室なども見せてもらいました。とてもセキュリティーの厳しい中で仕事が進められていることが分かります。会議自体が、企画発想が仕事です。一つ失敗するとすごい金額の損害を出ます。厳しく、熾烈な競争世界です。
東大へ行きました。石浦博士の研究室を見せて頂きました。人の遺伝子の研究をされていて、例えばアルツハイマーを防ぐ遺伝子レベルの研究をされていました。遺伝子配列を決める1000万円もする器械がありました。研究室の研究費は、論文の出来高次第というのを聞かされて、とても驚きました。もし今年、研究成果が出ないと、来年度の予算は全く取れないという、自転車操業をしていると言っておられました。企業だけでなく、研究の世界も厳しい競争の世界でした。
さらに、江戸東京博物館、科学未来館へも行きました。規模の大きさ、展示の質の高さ、お金のかけ方のすごさに驚かされました。東京の子ども達は、身近に、こんな素晴らしい学習場があって恵まれているなあと感じました。
今回のしごと合宿では、「世界につながる日本の動き」を知り、誰か一人でも心が動かされて、自分のこれからの学習の目標になること願っています。
■読書と発表と日記
国語の力はやはり、読書量が勝負です。それも、質の高いよい文章を沢山読むことです。本も読まないのに、国語のテストの点数を上げたいなど、論外です。国語とは、文章力、読解力なんですから。また、日記を書かない人、学習中に自分の考えをまとめて話が出来ない人は、国語力のない人です。他の人が発表している時、自分も言っているつもりで、心の中では言葉が回っているのですが、実は、まとまった話が出来ないのです。日記と同じように、日々、話すことが大切です。
附属中等では、面接のテストがあります。短く、自分の話が出来ない人は、どうするのでしょう。人に発表の機会を譲る心優しい人達、それでいいのですか。
■プール
風邪気味だと、学校へ来ているのに一週間も続けて見学する人がいます。熱がない限り入りましょう。
今週の予定 下校
14 月 16:00
15 火 14:50
16 水 16:00
17 木 16:00
18 金 保護者中等説明 16:30
19 土 休み
20 日 休み
21 月 プール初めの会 16:00