相手を思いやる気持ち 平成16年 5月10日(月)
相手の名前を呼び捨てにして、さんや君を付けない人が多くいます。互いに親しみを持って呼んでいるのかと思うとそうでもありません。男子が女子を、女子が男子を、平気で呼び捨てにしています。子どもの時は、それでもいいという人もいますが、大人の社会では、例えば私達教師同士、日和佐さん、谷岡さんと、名前をよびます。これが、日本の常識の世界です。
私達教師も、子ども達の名前を呼ぶとき、普通は「T君」「I君」と呼びます。しかし、よくないことをしている時や注意をする時は「T}「I」と、上から偉そうに呼び捨てにしています。ということは、やはり、呼び捨てと言うのは、日本ではちょっと偉そうに相手に物を言うときに使ってきているようです。子ども達同士、互いに上から相手の名前を呼び捨てにしているのは、やはりよくないのです。
スポーツの世界では、監督やコーチが、上下関係をはっきりさせるために、偉そうにあえて大声でどなります。これは、スポーツの世界では常識と言えばそれまでですが、そのような呼び捨てによって、相手に対して威圧をかけることをしているのです。昔、キャプテン翼というサッカーの漫画では、試合中でも、選手同士それぞれ「~君」と呼び合っていて、いい漫画だなあと思って見ていました。
でも、外国では違うと言う人もいます。メアリーとかジョンと呼び合っていますが、これは、外国の文化であって、日本はやはり「さん、君」をつけて呼ぶのがこれまでの習慣であると思います。相手を本当に尊重していると、「F君の意見に付け足して・・・」「Yさんの感想は素晴らしいと・・・・」など、学習中は当然「さん、君」をつけて話しています。思いやりの気持ち、相手を尊重する気持ち、相手を大切に思う気持ちがあれば、必ず丁寧に相手に呼びかけるものです。
最近、名前呼び捨てで、呼び合っているのは、やはり相手を尊重していない、自分勝手、自分だけ偉いという雰囲気が広がっているのだと思います。呼び捨てにすると、その後に続く言葉も、当然荒っぽくなってきています。友達関係、学級雰囲気が荒みます。
■ファッション
女性は、オフィシャルとノーマルの境を、どうも曖昧にします。どんなところへもGパン、タンクトップ、キャミソールで出かけます。開拓精神で、新しいファッション規準の在り方を次々に作ります。その点に関しては、男は保守的です。制服、スーツが好きで、新しいことは余り好みません。英語のノバの先生は、男性はネクタイ、くつを必ず着用、女性も、スーツに準ずる服装をするように言われているようです。これは、男の社会のしくみです。
私達も、休日は、半ズボンにTシャツは当たり前ですが、仕事の日は、子どもに対してでも、ネクタイをしめて、上着を着て、学校に来ています。私達は、学校とはTシャツ、半ズボンで授業すべきでないと考えています。これが、社会的に組み込まれた男の考え方です。
■子どもの服装、髪型
制服のない自由な学校ですが、ふさわしい服装、髪型を守りたいものです。
今週の予定 下校
10 月 16:00
11 火 視力検査 16:00
12 水 育友会 14:40
13 木 16:00
14 金 16:30
15 土 休み
16 日 休み
17 月 16:00