まほろば200号 平成16年 1月 8日(木)

 

 1年生の時から「まほろば」を書き続けてきて200号になりました。子ども達の日記の労力と比べると、7分の1以下の量ですが、もう5年間続きました。最後まで続くと250号前後ぐらいですが、さて今後も続くでしょうか。

 子ども達の日記は、6年生の最後まで毎日書き続けると、約二千日です。一人につき二千日分の日記、約4000頁を書いています。これだけ書けば、文章力、観察力を付けるはずです。個人著書並です。私達教師は、その4000頁の約40人分を読むことになりますので、6年間で16万頁も読ませて貰っています。また、算数、理科、国語、社会などのノートやプリントやテストなども見ますので、6年間でかなりの量になります。こう見ると、さすがプロの仕事でしょ。

 学習は集中力です。どんな塾に行こうが、どんなプリントをしようが、集中してできる子どもが力をつけていきます。やり続ける力です。歩走練習や納会でも、自分の限界で懸命に走る人が、力をつけています。教師が後から押し上げていっても、体力がなくこぼれていく人や、やる気、集中力のなさでこぼれていく人がいます。太りぎみもあります。どれも問題です。一般に学習の順位やがんばりは眼に見えませんが、走り方の姿が、学び方の姿そのものです。「こんなしんどいこと、なんでしなければあかんのや」「はやく終わったらいいのに」などと、文句を言いながら走っている子どもは、勉強でもそう言っています。こぼれていく姿も、よく似ています。

 感謝の気持ちを持てば、頑張れたり、目標を持てたりできます。では、感謝の気持ちで取り組める子どもに育てるには、どうすればいいのでしょうか。それは、互いに尊敬しあう気持ちなのです。相手の良さに眼を向け、その部分を認め合い、育て合える、相互の慈愛なのです。身勝手に憎しみを持つ気持ちを乗り越えることです。

 まとめてみましょう、集中力を持たせるには、感謝の気持ちを持つ。感謝の気持ちを持つには、相手の良さを認め合う。相手の良さを認め合うには、身勝手な憎しみを持つ気持ちをすてることなのです。ということは、憎しみを持つ気持ちをすてると、集中力はついてくるものだと思いませんか。

 

■書く

 気持ちはそろそろ6年生。書くことをしっかり身につけさせていきたいと思います。低学年の頃は、運動能力的に強く鉛筆を持てない、小さな文字が書けないなど、問題点もありましたが、もうそのようなこともなくなり、漢字もかなり書けるようになってきました。

 自分の考えを文字で表現することが出来ないと、これから、学生生活、社会生活において意見を伝えることができません。レポートを書いたり、論文を書いたりする機会も増え、それによって評価を受けます。

 話すように書けることが一番の理想です。今、学級で10人ぐらいの人が、書けるようになってきていますが、まだまだ、あと半数以上が、満足のいくものではありません。ノートの使い方がいい加減な人もいて、ほど遠い人もいます。

■飼育当番ご苦労様

星組 12月26日 1月5日

月組 1月6日 1月7日

 飼育栽培委員会の人を中心に世話をありがとうございました。ウサギより。

 

  今週の予定      下校   

 8 木                           16:00

 9 金         16:00

10 土  休み

11 日  休み

12 月  休み

13 火                          16:00