目標(ねらい)を持つ 平成15年12月15日(月)
国立学校はもう直ぐ法人化になります。そして、大学だけでなく全ての国立学校では、中期目標(6年後までの計画)をきちんと立てるように義務づけられました。さらにその6ヶ年の毎年について、どこまでねらいを達成するかの計画を細かく提出し、その目標に対して自己評価、外部評価を受けます。その結果如何によっては、予算削減や統廃合や経営者(理事)の強制派遣などが行われると思われます。当然と言えば当然なのですが、厳しい時代になってきました。労働組合的に言えば学校減らしですが、国の考えは、いい学校、努力する学校に多く予算を付けるための方策です。
こぎつね小学校も、学校法人こぎつね小学校になります。予算的には、国からの補助は続きますが、だんだん減ってくる可能性は高いのです。大学は、小学校以上に自立した研究、自立した予算獲得を強いられています。努力しない学校法人大学はどんどん予算が縮小され、努力しない所から定員、学科、学部を減らすことになります。大学が頑張ってくれないと、附属小学校は、その煽りを大きく受けます。
また、公立小学校では、各個人の先生ごとに、今年度の教育の目標を4月に提出しています。校長はそれぞれ提出された書類に対してヒヤリングをし、10月には、中間報告を出させて、3月には目標が達成されたかどうか自己評価と外部評価を受けてまとめを書かせます。将来的には、その個人の取り組みによって給与にも関連させ、さらに優れた先生はFA宣言を出して求められる学校へ移動するようになります。これらは、すでに一部では始められています。民間の企業と同じく、先生も目標を持った努力、結果が問われるようになりました。
私達は、子どもに学習のねらいを持つように常に言っています。今回の歩走納会でも、ねらいをしっかり持った子は、自分なりの走りをして、努力して、力を付けてきたと思います。学習も、時間ごとにしっかり自分の目標を持って取り組み、学習後の感想でその目標に対して反省します。これは、遠足、運動会、いろいろな取り組み全ての時に、行っています。子どもも、自分の目標が持てている人から成長します。なぜ日記を書くのか、なぜ学校へ行くのか、なぜ勉強しているのか、なぜ走るのか・・・。
■流される
どんな計画を持って、冬休みに入るのか、考えましょう。冬休みは、クリスマス、スキー、大晦日、正月とつながって、家族中で流れてしまいます。流されても、各家庭の都合、方針でいいのですが、学習を何とかしようと思っている人は、約20日間の時間を、上手に使うようにしてください。
塾に頼りっきりになっている家庭の場合、塾の授業に耐えられる子どもはいいのです。しかし、学校でも頑張れない子、いい加減な行動をしている子が、塾では頑張れるとも思えません。
生活を整え、集中力をつけるのは母親の仕事です。生活リズムを点検して、落ち着いた学習ができるように、日々の生活をチェックしてください。大切にすること、それは、「ねらい」と、「集中力」です。
■下校指導
おんまつりの17日、2時間目に方面別に集まり安全指導をします。続き、グループごとに役員、教師がついて、実際に下校の指導をします。
今週の予定 下校
15 月 15:30
16 火 16:00
17 水 下校指導 11:00
18 木 16:00
19 金 16:00
20 土 <冬休み>