自分に正直に 平成15年12月 9日(火)

 

 宿題プリントを集めました。3枚足りません。出していない人立ってごらんと言っても立ちません。それで、名前を一人ずつ呼んで確認していきましょうか。と言っても立ちません。次に、じゃあ、全員立って下さい。名前を呼ばれたら座ってごらん、といって、名前を呼んでいくと、3人残ります。それからやっと、出したはずなのになあと言って、探すふりをする子。え、宿題プリントあったん。とか言ってとぼける子など。ロボビーではないですが、「困った、困った。(ロボビーがよく言う言葉)」状態です。

 給食の残したパンが、鞄から落ちていました。パンを残した人誰ですかと言っても誰も反応しません。パンは、これ以上誰の物か分からないので、仕方なく、これからパンを残すときは、先生に言って、パンのビニル袋に名前を書いて残すことにしましょうと提案しました。かつて、チーズを残していいですかと言うので、まあいいでしょう、と言って残させると、5、6個、教室のあちらこちらから出てきます。勿論、誰も持ち主は分かりません。それ以来、チーズは残すのは禁止にすると、全員食べるではありませんか。わがままをどこまで許すか、また、わがままから派生するいい加減な行動をどこまで許すかが問題です。最近では、このような事は人の自由で(自由じゃないと思うのですが)、立ち入らないでと言われる内容です。人権問題にすり替えられそうなことです。

 運動場の跳び箱出しを、昔からずっとしています。5,6年生の4学級で当番を組み、朝8時に出します。その当番に来ない子がいます。人にまかせっきりで、さらに、そんな子は、帰りの跳び箱直しに行っても、みんな動いているのに、縄跳びをしながら見ていたり、隠れて行かなかったりしています。こんなのが、子どもの現状です。

 私の経験では、昔はこんな問題は殆どありませんでした。時代が変わったのか、学校が違うのか、それは分かりません。現在の子ども達は、なるほどテスト学力は賢い子が多いのですが、ずるい子どもが多いのに、心を痛めます。テスト学力はあったほうがいいのですが、賢いけれどずるいというのは良くないことです。

 嘘をつくこと、着飾ること、恰好をつけること、なぜこんなことが多いのでしょうか。教育が悪い?入試が問題?もっと身近な所に問題はないでしょうか。

 

■大阪歴史博物館

 先日は、歴史博物館へ、たくさんのお父様方が出かけてくださり、ありがとうございました。40分という短い講演でしたが、とても適切な内容のお話で、大阪の歴史を大きく捉えることが出来ました。

 講演後、多くの方が親子で博物館を見学されたり、難波の宮を見に行かれたりと、子どもの学びにつき合ってくださいました。

 この、ちょっとした午後の行動が、我が子をどんな子に育てたいかの現れです。明くる日に、さらに大阪を歩かれた方、歴史関係の所へ、父子で出かけられた方なども聞いていて、そんな時、子どもはちょっとだけ、父や母の愛を感じ、学校の教育に真面目に向かう子が育ちます。

 くそまじめでもいいのです。そんな所から、心が育ち、学びが積み上がってきます。

■歩走納会

 金曜日は、納会後、簡易給食で下校。雨の時は、3時間学習後、簡易給食で下校。月曜日延期の場合、給食後下校。

 

  今週の予定      下校   

 8 月 代休

 9 火                             16:00

10 水          15:10

11 木                          16:00

12 金 歩走納会          12:15

13 土 休み

14 日 休み

15 月         15:30