教育法いろいろ 平成15年11月10日(月)
土曜日、近くの公園で子ども野球の練習をしていました。大人のコーチがバッティングをして、多くの子ども達が、それぞれのポジションで腰を下げて構え、飛んでくるボールを待っています。無駄だなあと思いました。大人のコーチが、子ども達の前で、怒鳴りながらいい恰好をしたいだけじゃないのと、思ってしまいました。しかし、ふと、学校の授業を振り返ってみました。
先日見に行った教室では、先生が一生懸命、話をしているのですが、半分ぐらいの子どもが、ぼーっと何もしないで先生の方を向いているだけでした。なんか、公園で見た野球と同じだなあと感じました。先生が一生懸命、話をしていても、子ども達は、何の活動もしていなくて、数人の子どもだけが対応をしているのです。
一方、くもん式の学習は、一斉に同じ事をしているのではなくて、それぞれ自分のペースで自分のために学習をしています。これは、上の二つの例と比べると個人に合わせて能率的に学習を進めていると感じます。しかし、相互の学び合いはありません。
スイミングでは、能力別で練習をしています。コーチが教えるのは公園の野球と同じですが、小さなステップに分けて、合格したら上がっていく方法です。英語のノバもそうです。能率的で、また、相互に交流も持ちながらも、基本的には個人がレベルを上げていきます。塾も、最近能力別のものが増えて、テストをしてABCの学級が決められています。
受験というのは、基本的には能力別に子どもをテストで分けて教育するシステムです。能力別教育反対と言っても、大学、高校は元より、最近では、中学校まで能力別に分けられてしまう仕組みになりつつあります。
さて、学校の教育はどうあればいいのでしょうか。私達の学校には、独自学習→相互学習→独自学習という、学習の流れがあります。個別の所では、それぞれ、持てる力、能力で賢明に一人学習をします。相互の所では、それぞれ、興味、関心、学習の深さの違っている子ども達が相互に学び合います。そして、刺激を受けて、また、独自学習という個人の学習のまとめをします。ノートの良くない子どもは深まりません。
■学校の不条理
低学年育友会の日、高学年は2時40分で学習は終わったのですが、その後、4時過ぎまで、教室に残れる子は残って、それぞれに、ノートをまとめたり、宿題をしたり、分からないところをおたずねに来たりする時間をとりました。塾に間に合わないと、それぞれに飛んで帰っていく子どももかなりいましたが、翌日の日記を見ると、「先生と放課後教室で自習したら、すごく能率良く学習が進んだ。」と書いてありました。
本来、学校ってこうあるべきだなあと思います。すごく難しい受験難関校を目指している子どもには塾も必要ですが、それ以外なら、毎日5時ぐらいまで、そして土曜日も自習室を開いてあげると、かなり子どもの学習が進むのにと思いました。何かいい方法がないものでしょうか。
■土曜日はPTCC行事
15日(土)は行事があります。下校は12時です。振り替え休日はありません。
今週の予定 下校
10 月 高学年育友会 13:30
11 火 15:00
12 水 15:00
13 木 16:00
14 金 16:00
15 土 PTCC行事 12:00
16 日 休み
17 月 15:00