笑い声のある家族 平成15年10月27日(月)

 

 忙しく動いています。金曜日の夕方東京にいて、土曜日は午後から奈良で授業研究会の集まりがあって、日曜日は兵庫県三宮で研究会に行くと、お休み中も忙しく動き回っています。東奔西走の状態です。それぞれの研究会も一参加者でなく、前で話をする中心ですので、それなりに準備が必要です。休み中に疲れてしまいますが、丁度そのような年齢になってきているのでしょう。しかし、忙しい、忙しいと言っていると、文字のごとく「心を亡くす」状態になってしまいます。

 子ども達も一緒で、学校の学習の後、塾でまだ2~4時間を過ごす子どもがいます。大人で言うと、残業です。大人でも、残業が毎日続くともうたまらなくなってきます。大人では、週に最大どれくらいの残業まで許されるか、健康面から計算されていると思います。お母さんは、追い込むばかりでなく残業時間を考えてあげる必要があります。そして、どのようにオフタイムをとるか、考えないといけません。疲れてきますと、大切な学習時間内にオフタイムを取っている子もいます。これでは、本末転倒です。

 オフタイムの取り方には、いくつかあると思います。家でリラックスできる時間を作る、寝る時間を増やす、気分転換ができるお出かけやスポーツをする、趣味の時間を取るなどがあります。頭の中が疲れている、体力的に疲れている、睡眠時間が足りないなど、どういう理由で疲れているかを考えてオフタイムをとります。また、その人の性格にもよると思うのですが、なんでも一生懸命する人は、オフタイムでまた疲れるということもあるので、注意が必要です。

 自分のことを書いているようになってきましたが、これは、これから、塾や模擬テストなどに追い立てられていく子どものこととして読んでください。プレッシャーを受けやすい人と、案外何でもどんどんこなす人もいます。よく我が子の状況を見て、対応が必要です。子どもは言葉で表現するより、イライラして良くない行動をしたり、塾の帰りに寄り道したり、病気になったり、暴力的になったりします。一番大切なのは、温かい家族と、母のちょっとした楽しい会話、笑いのある家族関係が、一番のオフタイムです。「薬よりも、楽しい話」、これが一番の病気療養です。

 

■心が育たない

 先生がいない時、思いっきり暴れて、怪我をする子がいます。写生会など、先生から離れて友達同士絵を描くとき、走り回って、大声で話をして、周りに迷惑をかける子がいます。とても情けない育ちをしています。5年生になっているのに、先生や親から離れると、自分の行動が判断できない、幼稚な心の育ちです。

 子どもだから、まだ幼いから、いつも緊張しているから、たまには羽を伸ばしてもいいじゃないか等、社会道徳や学校の決まりに対して、とても感覚が甘くなっています。

 これは、電車の中で平気で化粧をする女性と同じです。酔っぱらって電車内で大声で話をするおじさんと一緒です。電車の中で地べたに座り込んでいる学生と同じです。世の中全体、「まあ、ええやないか。」と・・・。

■休み明けに休まない 

 何度も書いていますが、連休明け特に三連休明けに学校を休まない過ごし方をしてください。

 

  今週の予定      下校   

27 月         15:00

28 火                           16:00

29 水 写生会     15:00

30 木                           16:00

31 金         16:15

 1 土 休み

 2 日 休み

 3 月 休み

 4 火         15:00