自分を見つめる時間を持つ 平成15年9月22日(月)

 

 飛び休日で3日間休みですので、丸一日勉強の日をとりましょう。遊びすぎて、休み中に体調を崩し、明けの日に学校を休むことがないようにしてください。一日は家に籠もって、自分のリズムを作り、朝から夜まで、問題集や、日記書きや、読書や、ノート整理など、一日中、自分のために学習をし続けるようにしてください。最近塾にたよってしまって、塾に行っていることに安心してしまって、あまりに、自分の学習を自分で作る時間をとらなさすぎるのではないかと思います。

 あまりやっていない人程、宿題が多い、忙しすぎる、学校にはゆとりがないなどと、言葉だけの教育論に走り、他人のせい、学校のせいにして、自分の振り返り、自分の努力をしていません。騙されたと思って、丸一日家にこもって自分のための勉強に努力してみることです。きっと、学習が変わります。頑張る人から、落ち着きを持った学習になっていきます。

 学級でしかられなくても、グループや掃除時間に、他の先生にしかられている子がいます。担任としては、ちょっといやだなあと思うのですが、それがその子の現実の姿です。日頃の生活の乱れ、気のゆるみが、そのようなしかられる行動になっています。6年生になると、いろんな役職をもって各先生のもとで活躍をします。担任の前では余りしかられなくても、担任から離れてしまうと、思いっきりしかられて来ます。

 かつて、剣道や柔道などの習い事では、親が見に行っても、正座をして見学していました。勿論、練習生の私語は厳禁。竹刀をまたぐような者がいると、破門に近い制裁を受けます。今は、竹刀が乱れ転がっています。今のように、親が壁にもたれて、親同士うるさいほどの私語をしながら子どもの練習を見るというような態度は決してなかったのです。さらに、子どもの野球の練習を見ている親たちは、もう、アイドルを追いかけているように、きゃーきゃー言っています。竹刀のみだれ、教科書の乱れ、机の上の乱れ、公的な場所での私語の乱れ、全てが乱雑になっても許されてしまっています。おそらく、心が一番乱れているのです。心の乱れは、自分を見つめ直す時間を、整理する時間を、一人で持てるようになると、なくなります。

 

■未来

 未来は、現在の延長線上にあるのではないのです。現在の学習をいくら頑張っていても、将来は、まったく違った状況、環境、課題で仕事をしているのです。

 私達は、まさか、コンピュータをこんなに使って仕事をしていると、20年前には想像も出来ませんでした。もうノートパソコンは一時も無くては生きていけません。また、10年前、携帯電話をこれだけみんなが持って使いこなすとも、誰も予想していませんでした。片手でメールを打つ信じられない世界です。未来は、突然始まります。

 さて、これから10年後20年後を生きる子ども達、どんな世界になっていても適応していける能力や、新しいことを開発していける能力をつける必要があります。想像力、集中力が問われます。

■個人面接

 背が伸びる頃、心も伸びます。いい感じに伸びて欲しいなあと思っています。

 

  今週の予定      下校   

22 月                           15:00

23 火  休み

24 水         15:00

25 木                           16:00

26 金 個人面接1   10:50

27 土 休み

28 日 休み

29 月 個人面接2   10:50