夏に何をするか 平成15年7月14日(月)

 

 5年生の夏は社会に向けての自立の時です。自分が、社会について考え、これから自分はどう生きていくのかを、おおよそ自覚します。

 まずは、目の前の学習を身につけることが最初にするべきことです。しっかり努力して、覚えたり、考えたりすることが大切です。たとえば新小問理科や社会を開くと、こんな難しいことを覚えないといけないのと思うほど、詳しく書かれています。また、読書、漢字、計算、文章題も、やるべきことはたくさんあります。しかし、大人の私達は、これまでこのような難しい内容を覚えてきた結果、大人になって日本の産業や科学問題について考えられるのです。単なる入試勉強のためだけでなく、新聞を読んだり、ニュースを聞いたり、旅行をしたりしたときに、そのあたりの基礎知識があるかいないかで、世の中のとらえ方の深さが違います。一般常識の幅が出てきます。今が大切です。

 次に大切なことは、本を読んだり、運動をしたり、自由研究をしたりと、個性を育てる活動をすることです。問題集や参考書などを使って、一般的な学力を上げることに併せて、このような自分だけの特技、個性、能力を伸ばすことも忘れてはいけません。あまりに塾だけに集中しすぎて、精神的なバランスを崩したり、体を壊してしまったり、個性をだめにしてしまったりすることがないように、注意する必要があります。いくら勉強ができても、変な趣味の人になってしまったり、精神的な病気になってしまったりすると、将来は明るくありません。

 それから、家族の中できちんとバランスを取った生活が出来る力も必要です。全て親にしてもらっていた生活から、子どもができることは子どもがするようにさせてください。いつも言っているように、生活の自立が、学習の自立につながります。まだ、お金を稼いでいないので、基本的には、親の保護の中で生活をしているのですが、自分ができること、布団の片づけ、食器の片づけ、部屋の掃除、風呂、庭の掃除などがあります。お金を稼げない分、役割分担としての家庭の仕事をします。これは、家庭教育として、最近忘れられています。花嫁修業という言葉は、もう死語かもしれませんが、家庭で教えることが、教えられていない現在の大きな問題です。

 

■博物館・資料館

 昨年、SMさんが博物館の達人として、東京国立博物館から認定書をもらい新聞に載りました。いろいろな博物館を何度も上手に活用したからです。

 最近、皆さんは上手におたずねをしたり、記録をとったりできるように育ってきています。そこで、夏には、手近な奈良、京都、滋賀、大阪などの博物館、資料館、美術館、展示館などを訪ねて、学習を進めて欲しいと思います。また、旅行先では、ぜひその地の博物館、郷土資料館に立ち寄ってください。

 達人は、同じ博物館に何度も行きます。行く度に発見があります。また、そこで販売しているパンフレットが、案外工夫されたものがあったりします。日々、疲れている父母ですが、土日、早起きして出かけると、かなり遠くの博物館でも日帰りができるものです。

<夏季家庭学習>

 日記・自由研究・復習予習

 

  今週の予定      下校   

14  月                                  15:30

15  火                      15:30

16 水~18 金 <臨海合宿>

7.19土~8.30  <夏休み>

 夏季プール① 7.237:30

 夏季プール② 8:208:28

 登校日①7.23 9:0010:30

  登校日②8.27 2:003:00

8.31日~9.2火 しごと合宿

 3  水 短縮学習          14:00

 4 木  弁当                            14:00