白川郷合宿 平成15年7月7日(月)

 

 昨年は滋賀県で、比叡山、琵琶湖博物館、城・街道の三グループに分かれて、しごと合宿をしました。それぞれ、事前学習も素晴らしく、さらに、当日それぞれの場所で、専門家の方に話を聞くことが出来ましたので、かなり深い追究をすることができました。

 比叡山の研究では、最澄、真言密教、鎌倉仏教への広がり、空海との関係、千日回峰など、仏教について学びました。また、城では、室町時代の戦国を生き抜いた武将達の時代を感じることが出来ました。琵琶湖では、水質環境、外来魚の問題、プランクトン、生物の多様性、滋賀県の自然開発など、現代社会の課題を学びました。それそれ、聞き取りの後、模造紙にまとめ、ポスターセッションで交流を深めました。さらに、各分野で一番いい取り組みの児童には、代表発表の機会をつくり、学年全体の前で、一人一時間の講演をさせました。その後、厚い冊子にして、全員の記録を残しました。

 本年度は、4年生の時の経験を生かして、世界遺産の白川郷・五箇山で、日本人の生活の原点である村文化、厳しい自然の中で営まれる生活の工夫、自然との共存の姿などを学びたいと思います。少し難しく言うと、民俗学的に学ばせたいと思います。また、自然は、福井県で恐竜が出ている手取層群の相当層で、貝化石を採集します。

 白川郷・五箇山は、少し前までは陸の孤島と言われるような深い谷の中にあり、外部の人を寄せ付けませんでした。その結果、昔ながらの生活を、つい最近まで守り続けてきました。近年、高速道路が整備され、観光客が押し寄せ、観光化がどんどん進み、昔の姿を保存するのが難しい状況になっています。今、昔の厳しい生活を知っている世代がおられる時に、直接学ぶ機会を持つことは意味のあることと思います。子ども達は、そのあたりをよく理解して、追究を進めて欲しいと期待しています。

 また、自然学のグループの人は、夏休みの間に、もし可能なら、福井県の恐竜博物館に出かけて、事前研究をしておくのがいい取り組みだと思います。こんな機会に、しっかりと日本の大地の歴史を学び、体系的に理解し、さらに、実地として化石採集を体験するのです。今回は、昨年のように学芸員がいないので、自分の学ぶ力が試されます。事前、当日、事後と、自分自身の力でどこまで追究できるかが問われます。

 

■本気の学習

 塾に行っている子どもも多いようですが、下のクラスで甘んじているより、上のクラスへ上がる努力をしましょうと言いました。そのためには、人と違う努力、見えないところでの努力が必要です。今までと同じことをしていると、それまでですが、今までと違う努力をし始めると、伸びる可能性があります。

 学校のテストも、受けるからにはしっかり勉強をしてきて、最後の最後まで努力をすることが大切です。よくやっている人から、いい結果が出ます。努力していない人には、いい結果が出ません。良くない点数からの脱出は、並大抵の努力ではできませんが、やり続けることできっと結果は出ます。手抜き日記、手抜きノート、手抜き宿題、これでは全然だめです。ひたすら、まじめに取り組むことです。

■夏の飼育当番

5月は、8月141518192021日、5星は,8月222526272829日。朝10時から始めます。プール時は9:3010:30

 

  今週の予定      下校   

 7  月                      15:30

 8  火                   15:30

 9 水 教養講座 他   13:30

10  木          15:30

11 金             15:30

12 土 <休み>

13 日 <休み>

14  月                      15:30