良さを学び合う 平成15年5月19日(月)
2月の研究発表会の時、参観の先生方に感想を書いて貰っています。二月の研究会は1000人にも及ぶ先生方に来て頂きました。感想の殆どは、今回、研究会に参加して、子どものよさ、子どもの育ち、教育のあり方について、いいところを捉えた感想をいただきました。しかし、中には、ひどく落胆した、交通費を返してもらいたい、なぜこんな授業をしているのかと書かれたものがありました。この先生は、かわいそうだなあと思いました。それぞれの研究発表会を持つ学校には、主義主張があり、それなりに考えられた授業の進め方をしています。良さに学び合えると、伸びるのになあと思います。自分一人がそんな意見を言っても、その学校は変わらないのです。「自分の狭い考えで他人の悪口ばかり言っていると、生活が貧しくなる」と、昔の人も言っています。
先日、初めての店で食事をしました。口に合いませんでした。帰るとき、いかがでしたかと聞かれたとき、「おいしかったよ」と、言いました。シェフは喜んでいました。たぶん、次は行かないと思いました。でも、おいしくなかったと言っても、そのシェフは、自信をもって店を構えています。それなりにお客さんもたくさん来ているので、自分が味に合わないだけで、シェフの腕には関係ないと思ったからです。
私たちは、あちらこちらの学校に出向いて、指導をします。その学校で授業を見せて貰い指導をしますが、かなり落胆しても、ひどいことは殆ど言いません。それぞれの学校の願いや子どもの願いは、いい授業をしたい、みんな賢くなりたいのです。少しでも頑張ろうとしている所を見つけて、褒めるようにします。相手が望んでいる所を、あまり出来ていなくても褒めるのです。二回目から、その学校は、少し頑張れます。続けて指導に行き褒め続けると、子どもを大切にしたいい授業が出来るように変わります。
喫茶店で、朝のモーニングセットの出し方がよくないと、若いウエイトレスを大声で怒鳴りつけているおじさんがいました。店にいる他の人たちは、朝からとても気分が悪くなります。なぜ、自分の感性を押し付けるのでしょうか。一度だけ我慢して、次から行かなかったらいいのです。最近、切れる人、怒鳴りつける人、人のせいにする人が多いので、弱者は、いつも心を痛めながら生活をしています。
■専任教科制
私たちの学年は、担任間で教科の交換をして、算数は全てたぬき先生が、社会はきつね先生が、授業を進めています。始業式より学習は丁度一ヶ月間を過ぎましたが、交換授業はスムーズに進んでいます。数年前まで、社会科は、しごと学習の中に入っていて、独立した時間ではありませんでした。そのため、地理、歴史の学力が、あまり良くなかったようでした。出来るだけ専門性に近い先生に学習をしてもらうのは、高学年には必要です。現在、国語と体育は、担任ですが、算数、理科、社会、英語、造形、家庭科、音楽などは、専科の先生と学習します。
今後の課題ですが、しごと学習も、テーマにより専門の先生の所で追究できるようになると、さらにいいなあと思っています。
■高学年集会
今週23日(金)の高学年集会は、5年月組の発表です。
今週の予定 下校
19 月 学生参観 15:00
20 火 避難訓練 15:50
21 水 眼科検診 14:30
22 木 歯科検診 15:50
23 金 16:10
24 土 <休み>
25 日 <休み>
26 月 15:00