心新たに 平成15年4月 8日(火)

 

 毎年1月になると、手帳を新しくして、今年の構想を作ります。毎年4月になると、今年度の学年の学習の進め方や学級運営について、新しいノートの第一頁に記します。今年こそは、本学年こそはと、期待と願いを込めて、思い浮かぶままに書き留めます。4月7日の夜は、教師はいろいろ考えて、遅くまで寝られないものです。第一声、何を話してあげようか、いろいろ頭の中をめぐります。子ども達は、春休み、どんな体験をしてきているのだろう。新たな学級への夢、新たな学習の可能性が広がります。

  心新たにしているのは、子ども達も皆さんも一緒でしょう。「今年こそは」と、気合が入っていると思います。生活リズムをしっかり作ろう、学習時間を確保しよう、朝は早く起きよう、復習をきちんとしよう、大きな声で発表しよう、手をいつも挙げようなど、心に密かに決めていることでしょう。実現に向けて頑張ってください。

 春休みの自由研究、しっかりしてくれているようです。情報を受け取り、みんなの力にしていくのは、子ども相互のおたずねと、先生の一言感想です。真の学び合いが成立すると、すごい学習が、日々積み上がることになります。たぶん、この学校だけの独自の取り組みです。休み中、お母さん、お父さんと出かけたお寺や博物館、あまり分からないままにまとめて、発表している子もいますが、それでいいのです。実際に見た時、本を調べた時、書いた時、読む練習をした時、発表した時、おたずねを受けた時、おたずねを調べなおした時と、何度も自分のテーマに向かい合いながら、理解を深めたらいいのです。自由研究をしないと、この深まりの過程を体験できないのです。

 最近、子ども達の日記を読むと、ちょっとした家族のお出かけでも、深い見方で記録されています。学びとして、捉えられるように育ってきています。また、お母さんが言うには、「子どもが、お寺、歴史、自然などのテレビをお父さんと見ていて、対等に話をしているのには驚かされます。」 さあ、自由研究の発表が、両クラスで始まります。毎日真剣に取り組み、世界を広げましょう。

 心新たにして、一歩一歩、確実に自分の力を伸ばしていく努力をしましょう。学びは基本的には楽しいものなのです。

 

■5年生

 5年生は、学校全体の仕事に関わることが増えてきます。学習発表会の資料を手伝ったり、会場作りをしたりします。特に、後期になると、6年生に代わって、学校を動かします。私たち担任の先生は、この学年の子ども達は、新しい学校、新しい子どもの姿を作ってくれるのではないかと、夢と期待を持っています。

 法人化まであと一年。たぶん、新しい学校に変わらないと、学校の存続が危ぶまれると思います。そんな時に、素敵な学校を作ってくれる子ども達が最高学年になるのは、嬉しいことです。

 「自分にきびしく友達にやさしく、個性と思いやりが光る素敵な学年」

  

  今週の予定      下校   

 7  月 <春休み>

 8 火 始業式      11:30

 9 水 入学式                11:30

10 木 給食開始(弁当)  15:50

11 金                             15:50

12 土 <休み>

13 日 <休み>

14 月  (弁当)              15:00