素敵な学びの集団 平成15年1月14日(火)
子ども達の行動力が一段と上がってきていることに驚きます。子どもが中心になって、学級の学習を進め、生活を進める力が一層ついてきています。各教科の係は、専科の先生と打ち合わせをしたり、みんなより先に行って、椅子を並べたり、黒板に学習のテーマを書いたりしています。そこへ、日直が並べてみんなを特別教室へと移動させます。日直と教科の係との連携もうまくなり、さらにお手伝いが出てきて、何人かが常に動いて学習や生活の進行をしています。自分のことしか出来なかったわがままな子ども達(小さい頃は仕方のないこと)でしたが、次第に、みんなのために動ける子どもも増えてきました。なぜこのように育ってきているのか考えると、①気持ちのいい学習環境は自分達が作る。②子どもで出来ることは子どもが進める。③他人のために行動しながら全体に関われる自分を育てる。などの隠された私達の願いがそこにあるからなのです。
学習も、子どもで出来るところを進めます。学習問題を作る、考え合う、意見をまとめる、次の課題が見えてくるというような、学習の基本的な進め方を身に付けました。「学習時間は、子どもが学習するためにある」 これは、当たり前のことですが、教える、訓練する、鍛える、お説教するために多くの時間を使う教師も多いようです。私達は、「あなたの今日の学びは何でしたか」に答えられる「学習の自覚」を育てたいのです。
1月より、学習も生活も5年生の進め方に移行しつつあります。さらに一層、子ども主体にしていきます。スキー合宿も、その一つです。企業が主催するお楽しみスキースクールではありません。雪国のくらし、雪の科学、白山までの地理などの個人テーマを設定し、問題意識を育てる「総合的な学びの場」と考えています。また、過保護な親(家庭では仕方ないこと)から離れて、自分達で自立した生活を進め、自分達で学習を進める力をつける格好の合宿です。事前学習、当日の風呂・食事・就寝・整理などの生活、スキー学習、お世話になった方々へのお礼、全て子どもが進行します。スキー合宿から帰ると、一回り大きく成長した子どもに出会えることと思います。
十歳は、親離れの年頃です。ハリーポッターも寄宿学校に入学しています。私達は、よい学びの集団の育成を進め、素敵な社会人に育つように願っています。
■飼育
学校が完全に閉まってしまう三連休やお正月や五月の連休。飼育小屋の掃除をします。最近、電車は回数券を使っているので、旅費もばかになりません。ましてや、家を出てから帰るまで3、4時間も必要です。休み中のお世話を役員全員にお願いしたことがありましたが、やはりウサギやニワトリの世話を嫌う人、怖がる人がいるのか、「飼育の意義は」「不衛生」「安全管理は」などという、建前論がなんとなく聞こえてきます。これは学校の教師の間でも同じで、全員の方にお世話を割り振ると、「そこまでして飼わないといけないか」という話し合いになり、廃止論へと発展します。ウサギやニワトリは、掃除に行くと本当に喜んで、足元にまとわりつきます。掃除をして、餌をやって、頭を撫でて帰ります。
■音楽会の写真
音楽会の写真を一階廊下に展示しています。希望の申込み、及び集金は、育友会時に役員会計で行ってください。
今週の予定 下校
13 月 <休み>
14 火 15:50
15 水 書作展 15:50
16 木 15:50
17 金 15:50
18 土 <休み>
19 日 <休み>
20 月 学級育友会 14:30