学力低下? 平成14年12月15日(日)
新聞では、算数や理科の力が落ちていると、大きく報じています。しばらく前まで、「詰め込み教育、教え込み教育反対」そして「ゆとりの教育」へとスローガンを掲げて、明るい未来型の教育を夢想していたのに、少しテストの結果が悪くなると、もう教育ママのように、がみがみ言い出します。私達、教育に携わる者たちは、このような記事を見ると悩んでしまいます。例えば、メダカの雄雌の違いが分からない子が増えたのは当たり前で、メダカの学習は選択単元となり、「人の誕生」か「メダカの誕生」のどちらかを選択して学習すればよいと今年度の4月からなりました。円の面積で間違える子が多いというのも、円の面積は、ご存じのように3.14でなく、3でいいという変更をなされた所です。算数の計算も、場所によると電卓を使ってする部分が出てきているので、平均などは当然電卓を使います。週2日が休みになり、学校の授業時間が減って、学習内容が減らされました。この4月から実施が始まった指導要領では、昨年までの学習指導要領の内容から3割削減されて、学習時間は、どの教科もほぼ1割削減されました。このような土曜日休みの経過に対して、多くの保護者は、教師が要求して減らしてきたと思っているようです。しかし、土曜休み、学習内容の削減は、教師からの申し出で勝ち取ったものではないのです。国の大きな方針により、おそらく、学校だけが学びの場ではなく、自らの学び、家庭での学びを引き出す制度として、始まっていると思います。そうなると、今回の新聞のような記事がでると、親の受験に対する不安を煽り、塾へと駆り立ててしまいます。マスコミがさらに、「学校は何をしている」、「塾へ行かなければ受験できない」、と言うような思いを煽っているのです。
このような動きに合わせて、今、国立大学を独立法人化する動きも確実に進められています。結果として、どのようになるかは、まだ、私達には予測がつかないのですが、学校運営の多くに、民営化的な扱いが進められそうです。そうなると、今以上に、競争原理、貧富の差が影響して、進学する学校が決められてくるかもしれません。それが本当の民主主義だというのかもしれませんが、果たして、どんな社会になっていくのか検討もつきません。
■スキー合宿の説明会
12月19日午後2時より、スキー合宿の説明会を開きます。昨年のビデオを見せながら、スキー場での学習の様子や、日程について理解をしてもらいます。
その後、健康管理カードを書いたり、レンタルスキーのサイズを書いたりしますので、欠席されないようにお願いします。
19日当日、子ども達は午前中、歩走練習納会で、その後、下校する予定でしたが、昼食のお弁当を家庭で準備してもらい、午後3時下校とします。保護者の来られる2時までは、会場つくりをしたり、学習をしたりします。2時からは、一緒に説明会に出ます。
■1月25日(土)午前中
4年星組は、理科の研究会があり、公開学習をします。登校をお願いします。予定を入れないでください。
■1月は8日から
1月8日は水曜日です。給食で、すぐに5時間学習が始まります。
今週の予定 下校
16 月 <休み>
17 火 おんまつり 11:00
18 水 14:50
19 木 歩走練習納会 15:00
20 金 11:50
21 土 <冬休み>
~
7 火 <冬休み>
8 水 学習始め 15:00