読書の千日回峰 平成14年12月 2日(月)
日曜日の新聞で、読書の千日回峰というべき、毎日4000字程度の書評を1000日間続けて、インターネットホームページで公開している人を知りました。今600冊を超えた所で、今後一年半かかるそうです。面白そうな取り組みだと思いましたが、毎日欠かさず、しっかりした本を読んで、他人に読んでもらう文章を書くと言うのは、並大抵のことでは出来ません。
また、毎日、デジタルカメラで昆虫を中心に自然の写真を撮り続け、文章と合わせて一年間休まずデジタルカメラ日記を掲載し続けている人もいます。出張に出かけたときは、出張先から、携帯電話を使って、ホームページに写真を送るそうです。
私は今、「学習研究」誌の編集長をしているので、雑誌や本の編集には目が向きます。教科書や教師用指導書の原稿を書いているので、原稿を書く大変さは、身にしみて分かっています。しかし、本屋さんに行くと、無数の雑誌や新刊があり、よくもまあ、あんなに毎月、たくさんの原稿が書けるものだと感心させられます。中には、個人で殆ど一冊書いているような月刊誌もあります。また、売れっ子作家では、単行本を月に一、二冊ペースで出している人もいます。しごとで原稿を書くということは、本当に千日回峰をしているのと同じように、苦行の中で毎日書き続けることしかないようです。
しごとで何かを成し遂げるというのは、やはり千日間、毎日休まずやり続けて初めて、その先に何かが見えるのだと思います。子ども達の勉強も同じです。低学年の3年の約千日間、続けられたことはありましたか。また、もう始まって240日間過ぎていますが、高学年の約千日間、何か続けようと思っていることはありますか。
9月の比叡山で、阿闍梨さまに話を聞いたことですが、回峰行を途中でやめるということは、死ねということで、命をかけて行をなされていました。毎日40km、多くなると60、80kmも山を歩き続けます。足が故障しても、怪我をしても、病気になっても途中で止めません。子どもをきちんと育てることは、子どもが頑張ろうとしていることに邪魔をしないことです。「今日は疲れているので、日記は書かせないで寝かせました。」ではなく、子どもがどうしたいのかが、問題なのです。継続は力です。
■歩走練習はじまる
12月11日から歩走練習が始まります。走るのに自信のない人、体力が落ちている人は、家でも少し走り始めてください。毎日4キロメートル走ります。19日にある納会では、7キロメートルも走ります。来年は、納会10キロメートルです。これは、とてもは大変です。
何が大変かというと、先生が一番大変なのです。走りきるのがまず大変です。さらに、歩走練習が始まると、家で仕事をする時、とても眠くなります。子どもも疲れるので、家庭学習が大変ですが、乗り越えるしかありません。年長者が頑張って走っているので、互いに頑張りましょう。母も走ってみますか。老化は足腰からですよ。バランスのいい健康が大切。
■お弁当日なし
12月は、全て給食です。
今週の予定 下校
2 月 15:50
3 火 音楽会 14:30
4 水 14:30
5 木 15:50
6 金 15:50
7 土 <休み>
8 日 <休み>
9 月 15:50