母の成長 平成14年9月30日(月)

 

 近鉄トンネルを奈良側から大阪へ抜けると、平野を埋め尽くす夜景が広がります。いつの間にか、日暮れが早くなりました。

 個人面接をしました。お母さん方とお話をしていると、学習、しつけ、時間の使い方など、悩みを持っておられる方の多いことが分かります。特に、反抗期に入ってきている子どもの扱いに戸惑いを感じておられるようです。なぜ反抗するのかというと、子どもは、いつまでも赤ちゃん扱いする母に反発しているのです。今は、社会の中で一人の人間として生きていく準備をしているのです。これまで、保護されながら母の手の内で成長してきた子どもでしたが、社会的な育ちをしたいと言い始めているのです。

 そろそろ、子ども達は、誰が好きとかという恋愛感情も持ち始めます。男の子は、女の子に対してその感情を持つのですが、その時、母以外の女性を好きになります。母がいつまでも、男の子を触りまわしていると、また、まとわりついていると、正常な成長の邪魔をすることになるのです。女の子の場合は同性なので、それほど大きな反発はないのですが、男の子は、そろそろ母を疎ましく思う時期なのです。それでは、男の子にとってよい母でいるためには、どうあればいいのでしょうか。これまで赤ちゃんを育ててきた母から、生活を作る母としての生き方を伝えることが大切なのではないでしょうか。子ども達は、これから恋愛をして、家庭を作ります。その家庭を作る時、現在の母のイメージを思い出すのです。母は、男の子のガールフレンドではないのです。家族を養う女性としてのお手本になるような、素敵な母になることが大切なのでしょう。

 子ども達は、母の「守りの感性」から離れて、社会の中で自己の確立を目指しています。学校では、係活動、委員会、グループ活動、学年行事実行委員、運動会委員などと、責任あるポストで、責任ある行動をしていく時期でもあります。家では、まだ、赤ちゃんのようなことを言う子どもも、学校では、数十人、数百人の前で挨拶をしたり、指示をしたりする社会的な人としての活動をしているのです。母が思っているほど、幼稚な赤ちゃんではおられない状況になってきているのです。これから母は、生活者として、相談相手として、社会の先輩としての接し方をしていくことで、子どもとの関係が図られるのではないでしょうか。

 

■10月の家庭学習計画

 10月になりました。夏休み、続く三連休と、学校生活のリズムが乱れていましたが、最近やっと、学級での学びのリズムが出来てきました。

 家での生活リズムはどうですか。子どもは、学校から帰ると直ぐに日記を書いていますか。日記は、一日の学習の復習です。これが出来ていない子どもは、学校の学習が不十分になってきます。

 また、自分で問題集に取り組んで、自らを育てる取り組みをしていますか。これを続けるためには、日程表を作ることが大切です。一ヶ月ごとに問題集学習計画を作り、取り組んでください。早速、まだの人は、10月の家庭学習計画を作りましょう。塾任せだけでは、だめです。自分の学習、自分が責任を持って進める習慣が、必要です。

■しごと合宿の発表

 月曜日で、しごと合宿のポスターセッションが終わり、次は、代表授業です。

 

  今週の予定      下校   

30 月  個人面接               11:00

 1 火 後期グループ  15:50

 2    後期清掃            14:50

 3 木  身体測定             15:50

 4 金                             16:00

 5 土 <休み>

 6 日 <休み>

 7 月 教育実習開始   15:50