私は何ができるか 平成14年7月1日(月)

 

 自分は、家族に対して何が出来るのか。しごと合宿に対して何が出来るのか。学級に対して何が出来るのか。今、問い続けています。各家庭では、受験のためには、子どもの全生活の面倒を見てあげて、子どもが生活行動をしないでもいいようにしてしまいがちです。しかし、人は、集団の中で助け合って、仲間と共に生きているものなのです。学習も、給食も、学級生活も、全て助け助けられて進められています。将来も集団の中で生きていくのです。

 掃除が終わって教室に戻ってきた朝の会で、「今日、塵取り、バケツの水捨て、雑巾の整頓、掃除道具の整理」の4つの項目について、子どもに聞きます。これらの内容は、子どもは掃除後、早く教室に帰りたいので、一番したくないことがらです。2、3年生の低学年に押し付けて、らくをしたくなるところですが、4年生が頑張ってしてほしいと言い続けています。一番しんどい仕事をすると、本当に心優しく頑張っている人が見えてきます。人にとって何が大切なのか、何のために掃除をしているのかも見えてきます。

 学習では、何を学ぶのかということは一番大切です。しかし、「私は学習する集団に対して、何が出来るのか」を問いたいと思います。このことは、日頃の生活の中でも、「自分はみんなのために何ができるのか」を問うことなのです。音楽学習の時、数人は椅子並べを懸命にして、全体のために行動しているのですが、数人は音楽バックを持ったまま、用意される椅子を待っているという姿があります。特に男子に何人もいます。お世話されることに慣れていて、自分ですることに気が付かないのです。給食をこぼしても、自分が行動できなくて、拭いてもらうのを待っているのです。ましてや、人のために動けないのです。

 家庭生活でも、自分は家族のために何が出来るかを、学校で問いかけています。今まで全て親にしてもらっていたことを、自分でも出来るところから始めてみること。これが、生活の自律です。水着を自分で洗って乾す、自分の机を水拭きする、お風呂に一人で入る、一人で寝る、家族のために食事の準備を手伝う、自分の脱いだ服を片付け、自分の洗濯物は自分で整理するなど、自分が出来ることに気づかせています。親から言われてからすると、自律ではないのです。親は一歩引いて、「行動し始めたことを誉める」、これが自律を育てる極意なのです。

 

■月、星の観察会

 先月より何回も延期になっています上記観察会を、来週7月12日(金)に持ちたいと思います。

<晴れた場合>

集合 6時30分(体育館)

話  6時30分~7時30分

観察 7時30分~9

<雨、曇りの場合>

集合 6時30分(体育館)

話  6時30分~8

 以上のような予定で、天気によらず、開催します。

 話は、星座の話と、月星の動きの観察方法について行います。

 解散が夜遅くなりますので、必ず保護者と共に帰宅されますようにお願いします。

<持ち物>

 懐中電灯(赤いセロファンを前につけたもの)、星座板、星の位置観測器、記録用紙、筆記用具、持っている人は、望遠鏡、双眼鏡など

■プール

 ほぼ全員が、25m泳ぐことが出来ました。これから、距離を伸ばします。

 

  今週の予定      下校   

 1 月         13:30

 2  火                               13:30

 3  水          13:30

 4 木                  13:30

 5 金                            13:30

 6  土 <休み>      

 7 日  <休み>        

 8 月         13:30