楽しい学びの日々 平成14年6月17日(月)
今年の春休みから今日まで、自由研究をそれぞれが二つ発表しました。のべ約80テーマの発表があり、その一覧表を見ると、よくもまあ、たった2ヶ月でこれだけの学びをしたものだと感心してしまいます。子ども達そして保護者の力が合わさると、信じられない程の深みのある学びがそこに成立してくるものです。この感動は、その中に身を置いて体験した人にしか分からない素晴らしい学びです。学びのネットがつながってきて、個人が育ち、学級が育ってきています。さらに、日記帳もこの四月からの目次一覧を作ると、自由研究と同じぐらい個人の成長があることと思います。一度振り返って見てください。
研究集会も無事終わりました。今回も、子どもが学習をする姿を見てもらうことが出来ました。私達の学校では、教師の教え方のテクニック、新しい教材開発を見てもらうのではなく、いかに子どもが学びを作り、互いにその学びに関わり、どのように育っていくのかを見てもらうことをねらいとしています。先生が授業の場面で凄いのではなく、子どもの学習に対する姿勢を問うのです。一人ひとりに割り振られた責任ある追究課題、勿論それは、自ら選んだ課題です。長い時間をかけて取り組んだ研究を発表して、おたずねをしながら互いに学びを深めるのです。私達は、何がその子の学びの凄さなのか、子どもの育ちは何処を見るとよいのか、どのようにその育ちを捉え、どのようによさを認め育てているのかを、研究協議会で先生方に伝えます。子どもの学びの姿の研究会なのです。
また反面、このような学習では、子どもの学びに、教師が対応していくのも必死です。真剣に子どもが学び始めると、小学校の教師用指導参考書では到底追いつけなくて、高校の参考書、大学の専門書まで必要になってきます。今回も、理科では、植物と昆虫の季節変化とそれぞれの関わりについて学習をしているのですが、例えば「身近な植物から進化を考える」「光合成と呼吸の科学史」「昆虫を誘い寄せる戦略」「光と光合成・・葉面境界層と植物の環境対応」などの本を読みながらの、必死の対応です。また、図鑑類も、子ども用では到底対応できなくなり、かなり本格的なものを準備せざるを得なくなってきます。突き抜けて行くような子どもの成長に、あたふたしながら、また、喜びながら、日々教師も、楽しく学び続けています。
■82歳のインターネット
私の義理の母は、80歳の時、20万円を持ってノートパソコンを自分で買いに行きました。それから毎日、そのパソコンで日記を書いています。勿論ローマ字入力です。
昨年、81歳の誕生日に、デジタルカメラをプレゼントしました。また、それから毎日、デジタルカメラで庭の自然を撮影しては、保存しています。時々、コンピュータでハガキを作り送ってきます。撮影した自然の写真と手紙が上手に編集されているのに、驚かされます。
今年は、そのノートパソコンにインターネットメールの設定をしました。早速、娘や妻にメールを送ってきています。スーパーおばあちゃんです。80歳代になっても、毎年、新しいことに取り組み続けることができるのです。
今週の予定 下校
17 月 弁当 15:50
18 火 15:50
19 水 14:40
20 木 弁当 15:50
21 金 16:00
22 土 <休み>
23 日 <休み>
24 月 弁当・プール開き 15:50
■プール開き
24日はプール開きです。水泳の準備をしておいてください。