しごと合宿の構想 平成14年5月7日(火)
大学生を相手にした講義をしているとき、しごと学習の進め方と理科の関係を述べ、また、これからのしごと学習の進め方を話しました。「子ども達と同じ釜のめしを食べ、共に同じ地域に出かけて調べ学習をさせたい」と構想を話していると、「私達も、5月末に福島県に2泊3日で調査旅行に行くのです。どうしたらいいでしょう。」と、逆におたずねがありました。それを聞いた時、私達の目指すしごとの方向性は、間違っていないなと感じました。
私達の学年は、自由研究にかなり真剣に取り組んできました。これは、保護者のお力によるところが大きいのですが、子どもと保護者と教師がぴったりと力を合わせて、時間と手間をかけ育ててきた大切な取り組みです。調べて発表していく子ども、それを聞きおたずねをする子ども、育つ姿を実感される母、発表を関係させながら先を構想していく教師、全ての者達が育ち合う素晴らしい学習として発展してきました。しかし、今、それに甘んじているだけでは、成長はそこまでなのです。ここで新たな構想を提案し、これからの新しいしごと学習を展開したいと考えました。意義は以下の二つです。
一つは、行事ではなく、学習として泊まり合宿をする事です。これまで、スキーや水泳合宿などは、やはり行事性の強い合宿でした。生活班訓練と言うような言葉が残ってきているような、「生活を訓練する場」だったのです。しかし、今回は、「生活をいかに学習にしていくか」を問うていきたいと思います。私達の学校は、「生活即学習、学習即生活」の精神で貫かれており、「学習生活の完成」を目指しています。その実現に向けて一歩を踏み出そうとしています。
もう一つの意義は、親元を離れ、これまで自由研究で培ってきた力を、真に自分だけの力で何処まで構成していけるかを問う実践なのです。親は、ついお手伝いをしてしまいます。子どもを真に鍛える事に徹することはなかなか難しいのです。私達は、ここで、「追究という場面」にあえて子どもだけで向かわせ、自分の追究力を試させて、鍛えたいのです。
以上のような事を踏まえ、9月10日~11日、滋賀県大津を中心に、琵琶湖の環境問題、比叡山の最澄・千日回峯、滋賀県の歴史・伝統産業、滋賀県の城、などのテーマに取り組みを進めたいと考えています。
■星空観察会
星の観察会を、持ちたいと思います。月、星両クラス同時に行います。お天気がよくない場合は、翌日土曜日を予備日として考えています。
●日程 5月17日(金)
午後6時30分~9時
●集合場所
集会室に6時30分集合
●主な学習
①月の動きの観察と月面観察
②惑星の望遠鏡観望
③星の動きの観測
④星座の動き
●お願い
・夜間につき、保護者の付き添いお願いします。
・望遠鏡を持ち込んで頂きたいのですが、その方以外は車での来校ご遠慮ください。
・PTCCのお父さんの協力をお願いします。
●持ち物 星の観察道具、星座板、懐中電灯
今週の予定 下校
7 火 15:50
8 水 15:50
9 木 弁当 15:50
10 金 星組集会発表 16:00
11 土 <休み>
12 日 <休み>
13 月 弁当 15:50