学習環境・生活環境 平成14年4月15日(月)
学習は、自分から始めなければ、自分のためになりません。させられている学習から、自分がする学習にしていくには、道具が無ければ動き出せません。昨年、アエラに星組の写真が載り、そこに大きな辞書・参考書が映っているのを見て、我が校の先生の中にも、「もう受験教育をやってるんか」と、冷やかす人がいました。これは、全くの誤解です。受験のために参考書を使うのではなく、日頃のしごと学習、けいこ学習の中で、分からないことが出てきたら調べるために準備をしているのです。これまで、他の学級の先生方は、分からないことが出てきたら、どのように対処してきたのでしょう。多分、先生が教えたり、発表者がまた調べてきますなどと言ったりしていたのでしょうか。これでは、真の自ら学ぶ学習にはならないのです。辞書は、何通りも必要です。司馬遼太郎は、500種類の辞書辞典類を直ぐに使える本棚に整備していたそうです。たかが私でも、50冊以上は、身近に置いています。創造的な力を組織させるには、この辞書・参考書がとても大切な学習環境なのです。
さらに、子どもが自ら学び始めるには、生活環境が大切です。私達は、学校の環境を良くするためにもいろいろ工夫を始めようと考えています。例えば、花壇の整備には、これまでかなり時間と労力をかけてきました。種から何度も植え替えをしながらパンジー、デイジー、ノースポールを育て、春には700株の花が咲きました。子ども達も、その育てている姿を見てきています。美しい学校には、素敵な子どもが育つのは当たり前です。かつて、ある学級で「直ぐにお花が枯れるので、造花の花にしましょうか」と言った方がいたそうです。これでは、教育も造花になってしまいます。教室の花が枯れないとき、子どもも枯れないのです。
私達は、出張でいろんな学校へ行くのですが、学校へ一歩入っただけで、玄関を見ただけで、校長先生と5分話しただけで、その学校の研究の状態、子どもの状況が分かります。どこから指導したらいいのか、何をここでは話をしてあげるといいのか感じられます。環境がいいか、子どもの姿を語っているか、掲示物がいいか、掃除が行き届いているか、来客者を大切に考えているかなどがポイントです。人と環境を大切にする所に、いい教育があります。
学習環境、生活環境を整えて初めて、子どもが少しだけいい方向に成長します。
■春の遠足
遠足が決まりました。今年は吉野山へ行って8㎞歩こうと思います。役の行者も歩いた道です。
○行き先 吉野山
○集合 近鉄西大寺駅 二階改札出た所
午前7時55分
○電車 午前8時13分発
特急に乗ります。
○行程
9:25 吉野駅
10:30 ビジターセンター
11:30 昼食
14:30 宮滝 バス
15:09 上市 電車発
16:17 西大寺 着
16:30 西大寺 解散
○付き添い 各クラス役員
○その他
①おやつは学校の給食より出ます。
②雨の場合、延期します。
③歩ける格好で行く。
④吉野の資料集めてください。
■理科ファイル
元月組の人は、理科ファイルを売店で買ってもらいたいと思います。取り寄せますので、入り次第連絡します。
今週の予定 下校
15 月 弁当 15:30
16 火 15:50
17 水 身体測定 14:30
18 木 弁当 15:50
19 金 14:00
20 土 <休み>
21 日 <休み>
22 月 総会・育友会 14:30