1000日の日記 平成14年3月19日(火)
入学してから約1000日間、毎日取り組んできました日記帳は2000~3000ページにも及んでいるのではないでしょうか。ノートは一冊60ページですので、約50冊近くにもなります。子ども達は、日記以外でも、本当にたくさんノートを書いて、たくさん発表して、深く知識を付けてきました。しごとファイル、朝の会の記録、理科ノート、手作り本など、これまでの学習の成果を本棚に並べてみると、この1000日間の成長の足跡が実感として感じられるのではないでしょうか。
さて、これからまた、高学年の1000日が始まります。比叡山の1000日回峰のように、日々精進して、休まず積み上げることしか成長は望めないのです。個人面接の時、母と一緒に振り返ってみました。食べ物の好き嫌いが多い子ども、集中力のない子ども、ゲームばかりしている子ども、整理整頓が出来ない子どもがいます。「どうしてなんでしょう」と言いたいところですが、親も私たち教師も、実はそのように育ててしまっているのです。やはり、言うべきこと、やるべきことには厳しくしなければならないのです。そのことに早く気が付くと、取り返しが付くのですが、6年生になってからでは手遅れなのです。
社会でも、わがままな子どもが増えています。電車の中の高校生は、地べたに座り、悪い言葉遣いをして大声で話をしています。携帯電話を常にかけ続け、デパートや繁華街は殆ど若い女性の為の店になっています。なんか変なのですが、誰も「変だ」と言わないのです。学校でも、好き嫌いをして食べ物を粗末にしても、忘れ物をしても、学校に遅刻しても、叱らなくなりました。廊下を走っても、掃除をさぼっても、下校時刻を守らなくても、叱れないのです。叱る先生は、親子から嫌われ「先生、子どもが怖いと言っています。」と言われてしまいます。
学習は、しつけと共に成長するべきものなのです。学校と家庭が共通理解していくと、子ども達はしっかり成長するのです。親だけで、塾だけで、ましてや学校だけで子どもが育つものではありません。それぞれが、うまく連携しあって、尊重しあって、初めて子どもの中に安定ができ、少しだけ成長するのです。偏差値を上げることだけに躍起になり、子どもの心を壊してしまうことのないように、これからの1000日を過ごさせたいのです。
■春休みの課題
① 日記帳を綴じる。
かつて言いましたように、日記帳の表紙を互いに木工用ボンドで貼りつけ、背中の部分をガムテープで広がらないように止め、色画用紙で巻きこんで表紙を付けます。
② 自由研究をする。
しっかりと、自分の取り組みを伸ばして、自由研究をしてきてください。模造紙半分の大きさに書くようにしてください。後で、綴じます。
③ 三年の復習をする。
基礎的な漢字、計算、また、発展的な問題集の取り組みなど、自分にあった学習をしてください。
④ 日記帳を書く。
しっかりとした文字、そして漢字を使って、日記を書いてください。
⑤ お出かけをする。
日頃行けないところへ出かけて、体験をしましょう。
今週の予定 下校
18 月 14:40
19 火 11:50
20 水 終業式 11:00
<春休み>
08 月 始業式 11:50
09 火 入学式 11:50
10 水 給食開始 15:30
11 木 グループ開始 15:40
■20日、総会の後
保護者の皆さんは、総会の後体育館から2階ランチルームにお入りください。二クラス合同で、旧学級のお礼を述べたいと思います。