遠隔教育の可能性 平成14年3月11日(月)

 

 E-mailおよびホームページを活用した遠隔教育の可能性をさぐる研究を、総合的な学習「昔のくらし」を中心に進めてきました。家庭にデジタルカメラを貸し出し、各家庭や祖父母宅にある昔の道具を撮影したり、そのしくみや歴史性、現在の道具との違いなどについて調べたりしてきました。発表では、デジタル静止・動画映像やビデオカメラ映像を、液晶投影機で映し出しました。保護者の方々の多大なる協力を得て、Eメールやデジタル映像をやりとりしていくと、インターネットは、家庭と教室と教師とをつなぐホットラインであることが分かりました。

 活動は、それぞれにテーマを決めて、次に、どのように調べ学習を進めるのか見通しを持ちました。テーマは、火縄銃、蔵、洗濯板、炭、火鉢、テレビ、提灯、和傘、天秤、水車、便所等、39種です。インターネット調査、民俗博物館・図書館調べ、聞き取りなどに取り組み、冊子に記録をしました。教室では、映像を活用しながら発表をして、相互学習をしました。その様子は、学習研究集会時、アエラのインタビューを受け、3月11日号に掲載されました。

 この取り組みの成果は、①教室のデジタルカメラを貸し出すことにより、家庭での発見を学校に持ち込むことができました。特に、蔵、水車、便所など、自分の祖父母宅や近所にはあるのですが、学校へ持ち込むことができない物に有効でした。②各家庭の機器類で撮影された映像は、Eメールに添付し学校のコンピュータに送信され、その映像を活用して発表がなされました。③発表の感想、昔の道具の歌を、発表後に子どもが教師のコンピュータに送信し、それを各家庭に「こぎつねメール」というグループメールで配信しました。デジタルカメラの使用が当たり前になり、そこからホームページやEメールの充実に広がりを感じました。

 今回の取り組みの成果として、ホームページやEメールは、休み中の家庭とのつながりを図り、学校と各家庭の資料を相互に交換したり、また、日々の教室の学習を公開したりできる、遠隔教育の強力な道具であることが分かりました。来年度は、理科学習を中心に、今回の活用方法をさらに充実させて、個人の発見が全体の研究につながり、特に休み中(土日、ゴールデンウィーク、夏休み等)でも、常に学級全体とつながりながら取り組みが進んでいくような遠隔教育システムを作っていきたいと考えています。

 

■コンピュータ入れ替え

 コンピュータルームのコンピュータが、40台全て新規に更新されました。今回は、マックではなく、ウィンドウズ機です。学級用はマックなので、両機種が混在するネットワークとなります。現在、ソフトの購入が遅れていますので、活用できません。来年度4月から活用していきます。

 我が家も、アイマックとバイオが、合わせて6~7台あります。両機種あるので、両方が使えます。

■4年の時間割について

 高学年の時間割になりますので、グループなかよしが始まります。高学年集会にも参加します。グループは、4月早々に決めます。英語教育も週1時間あります。さらに、今回試行的に、2週間に1度の割りで、ダンスをすることが決まっています。もう一年、ダンス学習ができますよ。

■荷物の持ち帰り

 荷物を少しずつ持って帰るように指示します。自分の力で、毎日少しずつ持ち帰ります。

 

  今週の予定       下校   

11 月                                14:40

12 火                      14:40

13  水   個人面接①    11:00

14 木  個人面接②  11:00

15  金  個人面接③   11:00

16 土   学級遠足    11:50

17  日  <休み> 

18 月                                 14:40