学びを持ちこむ学習 平成14年2月18日(月)
先日、研究集会が開かれました。北海道から沖縄まで、全国から先生方が多数参加してくださいました。3年生の公開学習は教室に入りきれなく、学習の様子を隣の教室にビデオ映像で配信しました。しかし、そこもいっぱいで見られないほどでした。私達3年生の子ども達の学習が全国から来られた多くの先生方に見てもらえて、大変嬉しく思います。
私達の二つの教室では、子どもが自分の学びをみんなに話をしています。そして、その内容について互いにおたずねをして、学び合いを深めていきます。発表の最後には、次の課題を述べて、また、個人の学習が始まるというものです。たぬき先生、きつね先生としての表立った職人的な授業ではなく、こだぬき学級、こぎつね学級の子どもの育ちを見て、その育ちをどのように支えているのかを見学に来られているのです。
午後から、フォーラムをしました。私たちふたりを含めた4人の教官が体育館の舞台に上がり、総合的な学習と教科学習の関係について考えを述べ合いました。体育館は約800脚の椅子がいっぱいになり、さらに回りに立って聞いている人、各学級教室に配信されたビデオ映像を見ている人など、おおよそ千人に近い人が聞いてくださいました。ここでは、教科学習と総合的な学習のあり方についての話し合いをしました。私達の学校では、各学級の取り組みをそれほどしっかり話し合っているわけではないのですが、伝統的な基本理念があります。それは、「個々の子どもの学びを育てること」なのです。一斉に同じ内容を強制的にトレーニングとして教え込むのではなく、個人の学ぼうとする意欲から出てくる学びを育てることを目指しているのです。この理念は、いみじくも、新学習指導要領で文部科学省が述べている総合的な学習の理念と一致しています。私達の大正期から一貫している学習が、最も新しい教育のあり方だったということなのです。一斉教育は、受身の子どもを育てます。そこでは、とても素晴らしい能力がありながら、生かしきれないのです。算数も理科もしごと学習も、まず子どもが動き、「自分なりの学びを持ち込む」ことから学習が始まります。持ちこまれた学びを互いに交流しあって、持ちこんだ人も、持ちこまれた集団も共に育つのです。社会としての学び、共生としての学び合いを作っているのです。
■スケート
19日火曜日、例年のように生駒スケート場に行きます。
☆ ☆ ☆
集合:近鉄生駒駅改札を出て右側の広場
集合時刻:午前8時50分
出発:午前9時
ケーブル乗車:9時20分
スケート開始:10時
持ち物:弁当、水筒、毛糸の帽子又はヘルメット、手袋(必ず)、ぬれた時の着替え、防寒具、生駒までの電車賃、リュックサック
スケート靴:運動靴の大きさを覚えておくように
保護者の参加
役員と月当番は、付き添いで参加していただきます。他の保護者の方は、9時30分以降のケーブルで、スケート場へ直接参加ください。自由です。
解散:3時20分 近鉄生駒駅
■学習研究集会準備御礼
役員を始め、多くの皆さまの準備に支えられて、進めることができました。ありがとうございます。
今週の予定 下校
18 月 14:40
19 火 スケート
20 水 14:40
21 木 14:40
22 金 14:40
23 土 <休み>
24 日 <休み>
25 月 14:40