親父(おやじ)の小言 平成14年1月12日(火)

 

 「親父の小言」という、家内安全開運祈願の印刷物がありました。大層な書物では無いのですが、忘れかけていたこと、言葉にしておかないといけないことが書かれてあると思いました。次の日曜日は、学習参観日です。ここで、親父の小言を皆さんにも紹介して、話題の一つにしてもらえればと思いました。いくつか拾ってみましょう。

 朝機嫌良くしろ、恩は遠くから返せ、人には馬鹿にされていろ、年忌法事をしろ、家業には精を出せ、働いて儲けて使え、博打は決してするな、大飯は喰うな、亭主は立てろ、初心は忘れるな、後始末はきちんとしろ、何事も身分相応にしろ、自らに過信するな、怪我と災は恥と思え、袖の下はやるな貰うな、書物を多く読め、難儀な人には施せ、人には貸してやれ、貧乏は苦にするな、借りては使うな、義理は欠かすな、大酒は飲むな、人の苦労は助けてやれ、年寄りはいたわれ、家内は笑うて暮らせ、出がけに文句を言うな、万事に気を配れ、泣き言を言うな、人には腹を立てるな、不吉は言うべからず ・・・・

 昔の人の生活の中には、いい格言がありました。しかし最近、年寄りや、私達の親の世代も、年相応ではなく、無理に若ぶって生きようとして「まあ、ええやないか」と、若者のだらけた生活を理解したような事を言うようになってしまいました。頑固親父がいなくなってきているのです。頑固親父は、これまで築き上げてきた社会道徳、社会生活を、若者に伝える大切な役目を果たしていましたが、今、機能しなくなってきているのです。

 学校生活として、「先生の小言」も書いてみたくなりました。夢を持って学習をしろ、読書をたくさんしろ、話をしている時は静かに聞け、礼儀正しくしろ、自分から進んでしんどい仕事をしろ、自分に厳しく他人に優しくしろ、廊下は右側を一列に静かに歩け、給食は好き嫌いせずに食べろ、遅刻をするな、無断で学校を休むな・・・・

 先日は、成人式でした。これまでも、そして今回も、式で混乱を起こす若者が後を絶ちません。わがままがまかり通る時代になってしまった現代、社会道徳、社会規範、社会慣習を厳しくいう人がいなくなり、法律だけがものを言う、訴訟の時代になってきています。頑固親父がものを言うと、「どういう権限でそれを言っているの。」と言われるのが怖い今日です。

 

■寒さに負けず

 寒くなってくると、運動不足が多くなります。子どもは案外寒さにも強く、元気に外で遊びながら、育つものです。縄跳び、鬼ごっこ、ボール運動、自転車乗りと、外気に当たって、皮膚や呼吸器を鍛えるようにしたいものです。寒さで荒れたほっぺも、直ぐに戻るのです。

 生物は、強い生命力があります。環境適応もすごいものです。ペンギンは、靴を履かなくても南極の氷の上で生活ができ、凍るような冷たい水でも泳ぎ回っています。私達もスキー場では、-10度ぐらいでも平気で滑っていますし、北海道の人たちは、そんな中で日頃の生活をしています。奈良も寒いのですが、人間が生きていく上では、まだまだ、大丈夫な気温です。どんどん外に出かけて、活動的に動き回りたいものです。

 

  今週の予定       下校   

14 月 <休み>    

15 火 3月書き初め  14:40

16  水          14:40

17 木         14:40

18  金 3星発表     15:00

19 土                             11:50

20  日 日曜参観     10:00

21 月 <休み>    

22 火         14:40