光と雨の恵み 平成13年7月16日(月)
3度目の夏休みが始まります。1年生の時より2年4ヶ月間で、ずいぶん子ども達の興味も学習力も広がってきました。1年生の最初、平仮名、足し算から学んでいた子ども達が、最近の漢字、計算、知識量、運動能力などの成長には、本当に驚かずにはいられません。特にこの学年の子ども達の学びは、朝の発表でも見られますように、とびとびではありますが、あちらこちらに興味の種を蒔いてきました。それが、2年間、自然に雨に打たれ、温かい太陽の光を浴びて、一斉に芽を出し影響しあってきています。友達にいっぱい種を分けてもらって、たくさんのいろんな芽を出している子どももいます。それらが次第に草原を作り、林になり、森へと育っていっていきます。私は、映画監督宮崎駿さんの、トトロやラピュタやナウシカやもののけ姫で表現されている森が大好きです。宮崎さんが作品作りのために訪れた、屋久島、白神山地、マウントオルガなどを私自身も歩いてきました。いろいろな種類の植物が育っている森は、自然変化や虫の害にも対応出来ますが、植林された林は、弱さを感じました。
さて、子どもは、野原の植物のように、自分で成長して太陽に向かって広がっていきます。このとき、私たち大人は何をしてあげられるのでしょうか。花壇や畑では、水、肥料、雑草取り、害虫駆除が必要です。しかし、ここで、子どもを花壇や畑の植物のように育てるのか、自然の野原から森へと成長させるのかを、考えないといけないところです。そもそも、私たちは、優良農家のスイカ作り名人なのでしょうか。たぶん私たちは、スイカの生産者じゃないのです。
もしかしたら、私たち大人は、太陽であって、雨であるかもしれません。遠くから熱と光を与え、遠くから水を与える、「環境」であることが大切なのかもしれません。あまりに出過ぎて、肥料や雑草取りや害虫駆除を、やりすぎてはいけないのです。イソップの「旅人と北風と太陽」の話のように、力で出来ることは少なく、豊かな環境作りしかないのです。
さて夏休みです。子どもに、どんな光と雨を与えて、豊かに自然が育まれる環境を作ることができるでしょうか。光と雨のバランスは難しく、光が強い時は雨が不足し、雨が多いときは光が足りません。親が与える「光」と「雨」は、いったい何に当たるのでしょうか。たぶん、「学習とスポーツ」、「優しさと厳しさ」、「愛情と自立」、「心と体」、「個と集団」・・・。
■夏期プールについて
天候状態で中止の場合は、当時の朝7時30分の時点で判断して、電話連絡網で知らせます。
3年生の着替え場所は、集会室です。
夏休み中、ウォータークーラーの水は飲めません。自分で水筒を持参してください。
水泳時の登下校は、できるだけ友達と待ち合わせをして複数で行動するようにしてください。
■夏休みの課題
夏休みは、自由研究、1学期の復習、自分の弱点の克服、体力作り、読書などに取り組んでください。
特に読書は、重要課題です。しっかり図書館に通って、本を読んでください。
学校の問題集は、2学期に学校で使用しますので、家庭学習には、家庭用のワークブックを活用してください。
今週の予定 下校
7月
16 月 プ3 安全指導 3:00
17 火 終業式 10:30
<夏休み>
7/18~8/31
9月
1 土 始業式 10:30
2 日 <休み>
3 月 プ3 給食 1:40
■9月1日
2学期始業式には、元気な顔で、いっぱい宝物や思い出を持って、登校してください。