教育実習の先生 平成13年6月18日(月)

 

 今週の水曜日より2週間、3年生の両クラスに、合わせて5人の教育実習生が来ます。その人達と打ち合わせをしていると、実習で初めて子どもの前に立ったときのことを思い出しました。最初は、授業をするというよりも何か夢中で話していたこと、途中で何をしているか分からなくなって立ち往生をしたこと、子どもの集中を乱す活動をさせてしまって教室が騒がしくなってしまったことなど、いろいろありました。多くの失敗を積み重ねながら、実際の教育現場での対応の仕方を学びました。実習担当の先生から話を伺い、基本的な授業の在り方、子どもの見方、育て方、学級経営の仕方などの指導を受けました。今度は、私たちが学生に伝える番です。素敵に育っている子ども達なので、子どもから多くを学ぶことでしょう。

 先日、研究集会の全体会で、副校長の講演がありました。本校に来られて、これまでに出会った偉大な先輩達から学んだことを話されました。それは、O先生がこの学校で成長された道程とも言えるものでした。①子どもの時間で物を見る。②子どもの目の高さで物を見る。③子どものリズムで育てる。④作品の中に子どもの生活を読む。⑤豊かな学習が子どもの世界を広げる。⑥自律の学習法の体得を目指した学習を進める。等を、いろいろエピソードを交えて話されました。言葉でまとめてしまうと当たり前のことなのですが、全てがとても奥の深い「悟り」に近いものです。我々の学校が目指している教育の方向性を、端的にまとめていただきました。これが出来ると、先生の神様になれます。

 さて、今の我校の先生は、これらの教育の在り方を体得していく発展途上人です。しかし、私たちは幸せです。素敵な先輩に恵まれ、伝統の中にその向かう道が示されているからです。私たちは、出来るだけ教師が話す時間を減らし、子どもの活動や発表の時間を多く確保し、子ども自身の活動の中に、自ら育つ方向性を見出させることを大切にしているのです。「子どもが創る学習の中にこそ、子どもの真の成長が見える。」「小さな成長の積み上げをしていくことしか、子どもを育てることができない。」のです。こんな公式を作ってみました。

 (学び合い)× (時間) - (教師や親の指示) = (主体性・自律の成長)

学び合いの時間をたくさんかけて、大人の指示を減らすと、主体性・自律の心が育ちます。

 

●安全対策

 池田小学校の事件以来、私たちの学校でも、安全性について何度も話し合い、行動を進めています。朝は、門の前に教師が立つようにし、不信な人が入らないようにしています。授業中は門を閉めるようにし、警察による巡回をお願いしました。参観の先生方には、名札をつけていただくようにしました。また、3年生の下校は、しばらく駅までですが、集団下校をするようにしています。しかし、約1時間の放課後遊びを望む児童も多いので、親の判断で、残る残らないを決めていただくことになるように思います。あらゆる場合のことを考えた絶対的な安全性は不可能ですが、今、まずは模倣犯に向けての対策を講じているところです。保護者の皆様のご協力、お願い致します。

 

  今週の予定       下校

18 月                     2:40

19 火 弁当              2:40

20 水 教育実習始まり   2:40

21 木                      2:40

22 金  弁当              2:40

23 土 <休み>

24 日 <休み>

25 月 プール1と3   2:40

■プール

 25日より、プールが始まります。毎日ありますので、準備お願いします。プールカードを作りますので、ご記入を、お忘れなく。