学習を語ること 平成13年5月21日(月)
出張について、少し説明してみましょう。本学年の二人の出張では、主に、公立小学校の校内研修の指導、教育委員会主催の講演会、教育諸団体の研究会での講師や講演などをしています。私たちは、自分から進んで行くことはまずないのですが、我が校の研究集会、研究発表会に来られたときに、ぜひ、こぎつね小の考えを、学校やその地域の教育に直接指導してほしいと依頼されることがあり、出かけていくのです。複式学級のあるような数人の先生しかいない小さな学校の場合もありますし、大きな大会で数百人を前にして話をする場合もあります。県の公立小学校の先生にも、私たちの年齢になると、担任を持ちながら指導主事の立場の方がおられて、県下の小学校へ出かけて、指導されている方がおられます。丁度、そのような立場と同じだとも思われます。
では、出張先で私たちは、何を話しているのでしょうか。それは、子ども達と日々実践している教科指導の様子、しごと学習の取り組みについて、学級の様子をそのまま持って行って話をします。ビデオを見せたり、子どもの作品を見せたり、作文や感想を紹介したりします。そして実際の姿を見てもらいながら、子どもの可能性、良さ、育ちを、その中に読み取る方法を話します。私たちは、日頃の毎日の学習時間が研究なのです。子ども主体の研究的な取り組み、実験的な取り組みを常に試みながら、子どもの可能性を問い続けているのです。
学校での子どもの様子を常に見ておられるお母様方には、こぎつね小の子ども達の、発表や記録や行動力のすごさには、もう慣れてしまっていることと思います。しかし、研究会に来られた先生方や、指導に行ってビデオや記録を見せられた先生方は、子どもの生き生きした姿、可能性の素晴らしさに感動されます。何が教育で大切かを、実践レベルで証明しているのです。
私たちは、子ども主体の学習を目指していますが、かなり高度な学習レベルでの取り組みも織り交ぜて、学習を進めるようにしています。教科書の筆者である我々ですので、次の3年先の教科書、10年先の指導要領改訂への提言も含めて、研究を進めています。出張で、自習になったりするご迷惑をおかけしますが、私たちは、出張先で話すことにより、自分の研究を人前に示して、考えのまとめ直し、問い直しをしています。
●日記を丁寧に
筆箱の中の鉛筆が、とても短い物ばかりになっていたり、数がそろっていなかったりしています。名前がない鉛筆も多いようです。確認してください。鉛筆5本、赤鉛筆1本、名前用油性ペン、消しゴム、ノート用定規が入っているようにしてください。
日記が、だんだん美しく書けるようになってきている人と、だんだん乱れてきている人がいます。今、心を引き締めて、力を付けることが大切です。登り棒や、逆上がりも、努力すれば出来るようになってきています。同じように、書く力、話す力、考える力も、努力をすれば伸びるのです。「もっと頑張れ」と言いたいのですが、その言葉は「ストレス」になると言われる今日このごろです。しかたなく、「頑張れる人は、頑張ってください。」と言いましょう。
今週の予定 下校
21 月 2:40
22 火 弁当 2:40
23 水 2:40
24 木 歯科検診 2:40
25 金 集会 弁当 3:00
26 土 <休み>
27 日 <休み>
28 月 2:40
●25日
3年星組の集会発表です。「春の野原」という、虫たちの世界を表現します。