親子さんぽに出かけよう 平成13年3月19日(月)

 

 今年度も、よく学校に足を運んでいただき、教室での学びの様子を見ていただきました。お分かりのように、教室での学びは、いくら時間があっても足りない程なのです。また、行動範囲が限られていて、人数の多すぎる学級では、思うように動きがとれません。学校だけではまかないきれない体験の部分を、実際の世界へ飛び出して学んでほしいと思います。春休みの生活は、もう予定を立てておられますか。日ごろ出かけることができない所、日ごろできない事へ挑戦してみてください。

 例えば、奈良について考えましょう。3年生では、両クラスとも、歴史や自然に裏付けられた奈良の文化・産業を探っていきます。奈良には博物館が多くあります。飛鳥資料館、橿原歴史考古館、二上山博物館、平城京資料館などをはじめ、小さな資料館を探しますと、とてもたくさんあるのです。奈良盆地の中だけにとどまらないで、吉野地方、十津川地方、大台ケ原地方まで考えると、「奈良は国のまほろば」と言いたくなるほど、多くの見るべきところがあるのです。さらに、奈良を中心にして、京都、滋賀、大阪、三重、和歌山などの隣接地域へと目を広げると、奈良の姿がより立体的に浮き彫りになってくると思います。

 また、奈良を離れて、広く日本全体・海外へ目を向けたり、科学・文学・流通・政治・芸術の世界に親しんだりするのはどうでしょう。科学館、博物館、産業館など、諸施設見学や体験学習もできます。コンサート、映画、展覧会などまで視野に入れると、学ぶべきことは無数にあります。学びを、学校の壁の中にのみ閉じ込めないで、世の中の全てを学ぶ場として考えると、一日が24時間では足りなく思えてきます。家にいるのがもったいないのです。

 一方、現実には、ぼちぼち塾通いも出てきています。けれども、子どもの学びを塾に任せておくのは間違いです。塾は、学びのほんの一部を担っているだけで、幅の広い教養、文化の習得は、親と学び続けないと出来ないのです。我が子を育てることは、親にとって、とても大切な仕事です。今のこの時期に、過保護と言うのではなく、共に学ぶ人として子どもと付き合って行くことが、子どもにとって幸せなことです。もうあと1、2年たつと、親から距離をおいて歩き始めます。いつまでも、子どもは親と手をつないで歩いてくれません。

 

●日記帳の製本

 日記帳を、各ご家庭で製本してください。1年生の最後の時に説明を書きました通り、一年分の日記を順番に並べて、それぞれの表紙を木工ボンドで互いに貼りつけてください。背表紙のところを押さえるようにしてガムテープでひっぱるようにとめて、さらに、ボンドが乾くまで重石を置いて強く接着してください。

 広辞苑のような厚い合本が出来ます。それに色画用紙などで、巻き込みの表紙をつけてください。最後に、表紙と背表紙にマジックなどで「二年生の日記」と書きこみ、保管するようにしてください。

 また、いずれ1年生からの日記帳を学校に持ち寄って、1年生からの成長を見てみる機会もあります。必ず製本をしておいてください。

●研究模造紙の製本

 研究物も、模造紙半分の大きさで書いてもらっていると思います。それを、二つに折って、互いに裏どうしを糊で貼り合わせ、製本しておいてください。

 

 

  今週の予定       下校  

19 月 終業式       10:30

20 火  <春休み>

4月

 8 日 <春休み>

 9 月  始業式        10:30

10 火 入学式                11:00

11 水 給食開始

 

●3年生の持ち物

 絵の具、お道具箱の中身を点検してから、持ってくるようにしてください。筆や絵の具のない人、のり、ハサミの点検をお忘れなく。