読書をしましょう 平成13年3月5日(月)

 

 もうすぐ春休みが始まります。卒業式、個人面接など、学校から早く帰る日も続きますので、春休みペースで、自由勉強、野外学習、そして読書生活にそろそろ入ってください。ここでは、読書について紹介したいと思います。

 この学年の子ども達は、毎日続けている朝の自由研究の発表を通して、かなりの読解力、漢字力をつけてきています。その結果、2年生でも幅の広い読書に取り組むことができます。また、分からない意味や漢字は、辞書で調べる習慣を身につけてきている子どもも増えています。そこで、例えば下のような本の読書をはじめ、いろいろ興味のあるジャンルに取り組んでみてください。子どもの読書は、図書館が適当だと思います。何度も出かけて、図書館で読んだり、借りて帰って読んだりするといいでしょう。

<2年生に読んでほしい本> かさこじぞう、ごんぎつね、モチモチの木、どんぐりと山ねこ、手ぶくろを買いに、とがり山のぼうけんシリーズ、はれときどきぶたシリーズ、ふしぎなかぎばあさんシリーズ、スプーンおばさんシリーズ、ぼくは王さまシリーズ など

<挑戦してみたい本>(ちょっと難しいレベル) 銀河鉄道の夜、ニルスのふしぎな旅、モモ、はてしない物語、ファーブル昆虫記、シートン動物記、若草物語、ふしぎの国のアリス、ハリーポッターと賢者の石、ハリーポッターと秘密の部屋、ドリトル先生物語、兎の眼 など

<伝記の本>(本によっていろいろな学年レベルで書かれています) ファーブル、エジソン、ガリレオ、キュリー夫人、ヘレンケラー、ベートーベン、ナイチンゲール、聖徳太子、源義経、武田信玄、徳川家康、坂本龍馬、吉田松陰、野口英世、南方熊楠 など

 読書は、とても時間と根気のいる学習です。また、買って読むと膨大なお金と本を置く場所が必要になります。しかし、小さいときにその習慣が身に付き、読書の楽しさが分かると、一生を左右する力になると思います。素敵な知性は、その人を美しくします。春の一日、朝は母と一緒にさんぽをしながら自然観察、町観察、図書館読書をして、午後からは友達や兄弟と運動に汗を流し、夕方は一人で日記とドリル学習をし、そして寝る前にまた読書、などは如何でしょう。テレビ、コンピュータゲームは、自ら育つ子どもには、あまり必要ありません。

 

●学習の積み上げ

 学習を見える形に残していくと、次の目標がそこから見えてくると思います。日記、学習ノート、自由研究の模造紙、造形作品、プリント類、各種記録物、写真などを、きちんと整理して、子どもがいつでも取り出せることができる場所に保存するようにしましょう。自分の足跡に自覚を持つことは、とても大切なことではないでしょうか。整理ができていないときは、頭の中もその状態なのです。整理がついてくると、頭も生き方もすっきりしてきます。よく、整理がつかないからと言って、子どもの学習記録や教科書、ノートをすぐに捨ててしまうお母さんがいます。混乱したものを整理していく中で、子どものよさや頑張りが見えてくるものです。それが、この子の一年間の人生なのです。子どもにとって、毎年の積み上げを整理していくことは、「人生設計の練習」をしていることに当たるのかもしれません。

 

  今週の予定      下校  

 5 月                               1:30

 6 火                                  2:40

 7 水                  2;40

 8 木  卒業式準備              1:30

 9 金 卒業式

10 土 <休み>

11 日 <休み>

12 月 個人面接①    10:50

●卒業式の日の日程

 教室に9時15分につくように登校してください。下校は、11時30分です。