見られて育つ子ども達 平成13年2月19日(月)

 

 6時20分。家を出る時刻です。7階の玄関ホールに出ると、はるか奈良の方角に二上山、信貴山、生駒山の連なるのが見えます。薄明の稜線は、紫と橙色が滲み合う微妙な色合いに彩られ、南の空には下弦を過ぎた白い月が光っています。「今日も一日頑張ろう」と、まだ静寂の朝に飛び出し、山の彼方へ出勤です。

 さて、先日の研究集会には、多大なるお手伝いありがとうございました。皆様方の協力により、子ども達は(実は教師も)、大きな舞台を乗り越えて、育っていることが感じられました。他の学校ではできない、見られて育つというような、素敵な経験を持つことが出来ています。多くの人の中で、堂々と渡り合える度胸の座った人になってきています。

 参観の先生から、感想を頂きました。

 「2月16日の金曜日、寒さ対策をして、こぎつね小学校の研究集会に参加させていただきました。2年生の子どもたちは、以前にも増して元気で、溌剌としていました。学習前の「元気ですか」でも、小生意気な、そしてしっかり者の様子を見せつけて先生方を驚かせました。劇の背景、看板、衣装、小道具、歌、ピアノ演奏などでも、感心を呼んでいました。大した子どもたちに育っていると思いました。でも、2年生らしい無邪気さも持っていて、本当にかわいい子どもたちでした。今回の取り組みは、単なる劇の発表会でない、単なる活動でない、子どもたちの工夫と学びの深さから作り上げる「総合的な学習」の姿が見えたと感じられました。やっぱり毎日の育ちがないとできないなと思います。日ごろから、子どもたちと学びを作っていくことに心がけたいと、今更ながら感じました。」

 子どものひとり立ちの育ちが、強く感じられた研究会当日でした。友達の欠席を当日聞いても、慌てて先生に相談することなく自分たちの力で堂々とこなしていました。転校で穴が開いた所も、メンバーを補強しています。また、立てかける掲示物が壊れたグループは、朝の会の時に、持ってくれる人を自主的に募集して決定しています。自立心の芽生えが光っていました。

 このことは、これから子育てが難しくなるなとも思われます。「自立」と「勝手」の混乱が暫く起こります。どのように接して、何を指導してあげるといいのか、ここが問題です。

                                   

●スケートについて

■集合 2月21日(水)

    午前9時10分

    近鉄生駒駅(北側広場)

■解散 午後1時40分

    近鉄生駒駅(北側広場)

■欠席の場合

    役員・友達に連絡。

<詳しくは先週号をご覧ください>

●3年生に向けて

 今週の金曜日で、今年度の低学年集会が終わります。今の3年生は高学年集会に参加し、これから、この子達が、低学年集会のお世話をする番となります。シートを敷いて椅子を並べたり、演奏や司会進行をしたりします。これまでは、足をぶらぶらさせて、ざわついていたのですが、これからは、中心になって会を進めて、注意をする側になります。また、ここでも、ぐっと育ちます。

 3年月組が、前期のお世話係をつとめます。今週の23日の集会は、どんな役があるのか、どんな進め方をするのか、しっかり学びます。

 

  今週の予定       下校  

19 月                             1:30

20 火 給食あり          2:40

21 水 スケート    解散  1:40

22 木                          1:30

23 金 集会の最終日    3:00

24 土 <休み>

25 日 <休み>

26 月                                2:00

●月・木は両担任出張のため、下校を1:30にします。放課後は遊べません。

●火と水の給食を振り替えします。火曜日は給食があります。