親の見学が自由な教室 平成13年1月29日(月)
公開研究会を持つと、「こぎつね小だからできる」「こぎつね小は、優秀な子どもばかり集めているから」「公立では、こんな実践不可能」などという感想を書いて帰られる先生が毎回何人かいます。何のために私たちの実践を見に来たのかと、その真意を疑いたくなります。文句を言うのなら、見に来るなとも、言いたくなります。
どんなところが一番違っているのでしょうか。いくつかを挙げてみると、①子ども達が堂々と自分の意見を言う。②友達の意見に、すぐに反応できる。③子どもの司会で学習が進められている。④みんなの表情が生き生きしている。⑤親の協力が素晴らしい。などがあります。これらは、こぎつね小だからできると言うことではありません。私たちが、どれだけこれらの力をつけるために時間を費やしているかというあたりに、その秘密があるのです。多くの公立学校の先生方と、教育に対してこだわっているところが違っているからなのです。
次に、公開学習後の協議会で質問を受けます。「どうしたら、あのような子ども達に育てることができるのですか」「子ども達の、顔が素敵なんですが、心の育て方はどうしたらいいのですか」というような事を、よく質問されます。「それは、企業秘密です」と言いたいところなのですが、ついつい次のようなことを話してしまいます。
①学習時間の半分以上、できれば8割ぐらいの時間を、子どもに話させる。
②学級委員とかの一部の子どもに頼った学級経営ではなく、持ち回りの日直を育てる。
③子どもの持ち込みを発表させ、それを活用した学習作りをしていく。
④いつでも学級に保護者が出入り自由で、ビデオ撮影、写真撮影も可能である。
⑤育友会が全員参加で、親の協力を学級が受け入れる体制にある。
これら、5つの項目について例をあげながら説明します。我が校では、当たり前のことが、これが案外難しく、公立学校ではできていないのです。子どもにしっかり話をさせる先生は案外いるのですが、特に、「親の出入りが自由な教室」は、本当に難しいようです。ここから、信頼を得て、親と教師の協力した子育てが始まるのですが、乗り越えられないようです。
●インフルエンザ
今年も、インフルエンザの季節になります。まだ、子ども達の間には、流行していませんが、これからしばらく要注意です。電車の中などでうつっていく場合も多いので、流行は仕方がないのですが、うがい、手洗いをしっかりして、できるだけ予防していくように心がけましょう。
●学習研究集会
2月16日に研究集会を持ちます。今回もまた、我が校の研究を楽しみに、何百人もの方々が全国から集まります。毎年2回も発表会を持っていますが、多くの方を毎回お迎え出来、光栄です。
月組は「自分たちで進める学習を支える『学級作り』」、星組は「学び合いから創る総合的な学習」をテーマに、研究発表会に提案をします。
今週の予定 下校
29 月 教養講座・育友会 2:00
30 火 2:40
31 水 2:40
1 木 2:00
2 金 2月集会発表 3:00
3 土 11:50
4 日 <休み>
5 月 2:00
●星組のみなさんは、土曜日、大学での公開学習ご苦労様でした。いつもの朝の会の様子を、見てもらうことが出来ました。保護者のご協力に、心より感謝いたします。