今回の学年は 平成12年11月27日(月)
朝の発表は、もう2年生の域を遙かに超えた、素晴らしい学習環境を作り始めています。この朝の会の延長に、国語、算数、理科、社会の学習は可能なのか。今、そんなことを考えています。かつて一度、子どもの持ち込み、子どもの追究を中心にして学習が成立した学級(学年)がありました。もう、13年も前のことです。めったにそのような学年にはならないのですが、子ども、親、同学年の先生の関係など、全てがうまく連動した時に、そんな学年ができるのです。子ども達が学級・学年をほとんど運営して、教科学習は勿論、遠足、運動会、音楽会などの行事も、子どもが頑張って、先生は後からついて行くというような素晴らしい学年でした。また、テストの成績もよく、卒業後、何人もかなり難関と言われる学校に進学しました。
この時の子ども達は、学校での学習を大切にしました。学習が楽しくて仕方ないというように、どの教科でも辛辣な討論に明け暮れていました。欠席も少なく、音楽会や連合運動会などに向けての早朝練習(7時30分学校集合)にも、ほとんど遅れることなく毎日全員が取り組みました。親はとても協力的で、少々過酷な計画を立てても、誰からも文句が出ませんでした。本当に、子どもも先生も、お互いに信頼できていた幸せな学年でした。このような学年をそれ以降求め続けてきたのですが、まだ、そんな学年・学級になったことがありません。いつも、今度こそはかつての学年を乗り越えたいと思うのですが、何度も挫折してきました。
それにはいろいろ考えられるのですが、子どもが育ちきらないというのが、その挫折の一番の要因です。「子どもは困難な事を頑張って乗り越えて、一つひとつ力をつけ、自信と信頼を身に付けていく」のですが、最初の困難で挫折したり、あきらめたり、親が文句を言ってきたりと、頑張りきらない子どもが増えたのです。だから、自分の行動に自信を持ったり、自ら目的を持って行動したり出来ないのです。どうして最近は、楽しく、仲良く、元気よくを求める風潮にあるのでしょうか。何時から、学習がそんなに薄っぺらなものになってしまったのでしょう。幾つも苦難を乗り越えて強くなる、自分に向けて努力をするというのを忘れてしまってはいけません。教師と本当に目が合い、目と心で話が出来る子が、育ちつつあります。
●お願い
先日、ポートフォリオという学校教育における評価について話を聞きました。これまで教師がしていた学習評価に、子どもも参加するというものです。そのためには、学習時のプリントやノートや観察記録などを、しっかりファイリングしていくことが必要です。日記、学習ノート、テスト、自習プリントなどの整理をお願いします。
●音楽会の練習見学
音楽会は、12月1日(金曜日)午前10時~午後2時20分の時程で行います。
音楽会を参観出来るのは、六年生の保護者とコーラス部の方々です。
●水曜日と木曜日の学習
学年の教師の都合により、今週の水曜日の午後の学習を木曜日の午後に振り替えます。
今週の予定 下校
27 月 2:00
28 火 弁当 2:40
29 水 4時間学習 1:30
30 木 5時間学習 2:40
1 金 音楽会 2:50
2 土 11:50
3 日 <休み>
4 月 2:00
●12月は、全て給食です。前回のお知らせが間違っていました。また、12月は7日から歩走練習が1週間あります。体力作りの準備をお願いします。