総合的な学習 平成12年11月20日(月)
学校教育の基本的な指針を示した学習指導要領が、約10年ごとに大きく改訂されていて、次の新しい学習指導要領は、2002年から実施されます。新指導要領では、新しい領域である「総合的な学習」の時間を、小学校の3年生~6年生で行うことになります。一週当たりの時間数では、国語、算数に次ぎ、第3番目に多くの時間をついやす時間枠となります。最近、全国の公立小学校の現場では、何度も研修会を開いて、新しい総合的な学習の時間の進め方を互いに学び合ったり、講師から話を聞いたりして、研修を重ねています。
この新たな取り組みである「総合的な学習」は、私たちの学校ではもう大正時代から始まり、戦後も「しごと」学習という枠組みで脈々と実施されてきたものと趣旨は同じようです。しかし、最近、テレビや新聞などでもてはやされている授業は、かなり我が校の実践とはかけ離れたものも多いように思われます。教師の能力を見せつけるようなトピック的な学習、お祭り的な学習、先生不在の調べ学習などが目に付きます。
さて、2002年からの実施に向けた、昨今の総合的な学習の様子を見て、「本当に学校でそんなことをしていていいのだろうか」と、思われる人も出てきているようです。また一方、私立小学校は、現在でも土曜日は休みではありませんし、総合的な学習の時間も、お祭り的学習ではなく、英会話やコンピュータ教育などがなされています。総合的な学習の在り方が、これからの公立小学校の危機になりかねない、さらに言うと、子どもの学力の在り方が本当に問われてくる時代がくるように思われます。
ここで、我が校のしごと学習について考えてみましょう。今はやりの総合的な学習との違いはどこにあるのでしょうか。我が校のしごと学習では、①育てる能力がきちんと考えられている、②学習法の体得を目指す、③生活から学び子どもの文化を創る、④創造性、自律性を発揮させる、などを大切にしています。公立小学校でも、おまつり騒ぎではなく、真に子どもの能力が育つ「総合的な学習」が望まれます。私たちの学年では、まず朝の会の学び合いを根底に、自ら発展していくしごと、けいこ、なかよしを目指しています。
●保護者の皆様にお願い
①育友会は、必ず参加することが、入学当初の約束です。
②学校内や校外遠足などで、病気、けが、失い物、服が濡れる、などがあった時、居合わせた保護者が気を利かせて子どもの家に電話をするという事があります。学校生活では、担任と養護の先生が判断して電話をしますので、保護者の判断だけで行動しないようにお願いします。
●音楽会の練習見学
音楽会は12月1日(金)です。当日は、2年生の保護者は見ることができませんが、最終練習を見に来られてはどうでしょうか。
2月は、27日(2限)
30日(2限)
2星は、24日(3限)
28日(3限)
今週の予定 下校
20 月 2:00
21 火 弁当 2:40
22 水 2:30
23 木 <休み>
24 金 弁当 2月集会発表3:00
25 土 <休み>
26 日 <休み>
27 月 2:00
●12月は、全てお弁当日です。また、12月は7日から歩走練習が1週間あります。体力作りの準備をお願いします。