学習は個性的がいい 平成12年5月2日(火)

 

 春休みの自由研究の発表を、ほぼ終えました。学校が始まって、まだ一月もたっていない間に、もう40プログラムの学習を終えたことになります。すごい密度で、新たな事をどんどん学んでいることに、いまさらながらに教師が感動しています。教師一人の準備では、とうてい出来る事ではありません。記憶力のよい子は、新しいことを自分の知識にしています。こんなすごい2年生は、日本中探してもどこにもいないと思えるぐらいです。遺伝子、粘菌、地震、火山、環境調査、古墳、埴輪、山辺の道、春日大社、琵琶湖博物館、酒作り、そうめん作り、石鹸作り、英語で手紙、印象派の絵画などなど、これが2年生の内容かと思うほどのすごいものもあります。また、タンポポ、あぶりだし、春の草花などの子どもらしい内容もあります。みんな、それでいいのです。自由なのです。

 私たちは、子どもの個性、親の個性を受け入れて学習を進めています。勿論、教師の個性も大切にしてもらっています。私たちの学校では、「こんな難しい内容は、2年生の研究じゃない。この親は何を考えているの。」なんて言って、教師が、そして親同士が、お互いの足を引っ張り合うことはありません。それぞれの親の思いがあり、その中で我が子が育つのです。みんな一緒でなくてはいけない、私が当たり前の考えを持っているなんて考えてはいけないのです。みんな違って当たり前なのです。私たちは、違いの中に気づきや学びがあると思っています。違いがあるから、世の中おもしろいのです。私たち担任は、個性的な取り組みを支え合える、子どもや親が大好きです。

 教師も、個性的な取り組みをどんどんしています。遠足でも、劇でも、運動会でも、学習でも、いつも新たな取り組みの中で、子どもの可能性の追究をしています。これは、親がこれまで自分の育ちの中で経験してきた内容とはかなり違った、独自の教育への挑戦です。1年間、お付き合いしていただいて、すでに分かっていただけたと思います。おかげで、とてもたくさんの支援もいただいています。遠足の付き添い、劇のお手伝い、学習のお手伝い、環境整備など、私たち教師が個性的な活動に取り組みやすい環境作りです。また、月組と星組とは、追究のテーマや方法は違っていますが、尊敬しあっています。互いの足の引っ張り合いは、絶対にしません。お互いの個性がはっきり出せる方向で、助け合っているのです。私たちは自由です。

 

●時間割が決定しました。この通り進みませんが、一応の目安としてください。〇の所には、「けいこ 国語、算数」が入ります。

 

<今週の予定>      下校

1 月 <休み>創立記念日   

2 火 春の運動会    1230

3 水 <休み>       

4 木 <休み>        

5 金 <休み>  

6 土 2星 奈良さんぽ 1150       

7 日 <休み>

8 月              200