学校は託児所ではない 平成12年3月13日(月)
一年が終わろうとしています。一年を振り返ってみて、良かったなと思っておられる方や、大変な学校に来てしまったなと後悔されている方がおられるでしょう。教師自身も、いい学校と思いながらも、原稿や研究発表会に追い立てられる日々に苦しい思いをしているところもあります。しかし、研究会をするといつも多くの先生方が見に来られるという、子どもの育ちの素晴らしい学校なのです。まさにそれは、親の協力がすごいからなのです。
親の感想があります。「当初、日記を初日から書くこと、親が日記の感想を書くこと、そして親が学校に行く多さに戸惑った。・・・」という4月ごろの思い、「・・・しかし現在、子どもの成長、子どもの楽しんでいる顔、親からの自立の姿を見るにつけ、子育てについて考えさせられた。なんて浅はかだったのだろう。」と結ばれています。私たちの教育は、我が子の幸せを願った教育なのです。学校は託児所ではありません。子育ての場なのです。親と教師が見守って、子どもを育てる場なのです。子育ては取り返しのつかない大切な仕事です。親と教師が子ども達のために素敵な環境を維持し、のびのびと、創造的に、安全に学びを創らせるのが学校なのです。花があり、トイレ・手洗い場が美しく、教室の掲示は真っ直ぐに並んでいます。机の中、ロッカーの中も整然としています。環境の崩れた学校から、心がすさみ、教育崩壊は始まっています。
1年生の子どもは、夢と現実の境で生きています。遊びが学習であり、虫やたぬきやきつねが話をします。遊びの世界や生活環境を学習場にすること、これは、学校の壁を乗り越えた超学校の世界だともいえます。学びが教室から地域へ、夢空間が創造の世界へと広がるのです。最近の教育は、問題解決、記憶、訓練に走りすぎて、子どもの心の世界を広げたり、子どもの夢心を十分に楽しむ時間をうばったりしています。小さな部屋の中に押し込んで、分厚いテキストや多くのプリントをこなすのが学習と思われています。本来、学びは、生活していくための力をつけ、夢をかなえていくための過程なのです。「夢と現実の境の教育」を保ち続けるには、多くのエネルギーが必要です。今年一年、親が学校に来て、我が子の学級のために動いてくださいました。おかげで、こだぬき、こぎつねには素敵な夢がふくらみ、生き生きとした2年生になろうとしています。
<れんらく>
① 終業式3月18日(土)
午前中 終業式と学級発表
午後 育友会
13時~ 総会
総会後~ 学級育友会・新役員選出
② 春休みの課題
自由研究、算数の復習、読書、日記に取り組む。
③ 始業式4月10日(月)
登校:8時15分前後に教室
持ち物:春休みの課題
下校:午前11時
新2年生は集団登校をしませんので、教室に、8時~8時20分の間に入って、かばんをロッカーに入れて、掃除場所に行きます。新2年生は最初掃除場所が決まっていませんので、運動場周辺の草取りを2~3日します。その後、分担を決め、朝掃除を始めます。
また、2年生からは個人で下校をします。
<今週の予定> 下校
13 月 個人面接 10:50 ④
14 火 個人面接 10:50 ⑤
15 水 個人面接 10:50 ⑥
16 木 2:00 ⑦
17 金 教室移転 11:50 ⑧
18 土 終業式・育友会 11:00 ⑨
19 日 <春休み始まる>
・・・春休み・・・
4月
9 日 <春休み終わり>
10 月 始業式
11 火 入学式