六年生とくらべると・・ 平成12年3月6日(月)
6年生とお別れ会をしました。お兄ちゃんお姉ちゃんと手をつないでいる姿を見ると、本当にその大きさの違いに、六年間の成長はすごいものだと感じられました。勿論、大きさだけではありません。学習面や運動面や心情面も、随分と成長しているのです。
子ども達は大人と違っています。毎日毎日いろいろなものを吸収し、体も心も成長させています。子どもの脳は、いま盛んに大きくなり、言葉をはじめ、記憶や体験をどんどん取り込める状況にあります。身体は、骨が伸び、筋肉が付き、運動神経がどんどん発達してきています。こんなに急速な成長をしている時期に、私たち親や教師は、子ども達にどんなことをしてあげられるのでしょうか。
一番大切なのは、やはり、栄養バランスのとれた安全な食べ物の準備だと思います。合成化学食品、添加物、遺伝子組み替えが発達し、これまでになかった病気が出始めています。
二番目が、心が安心できる家族がいること。親が忙しい家庭ほど、日記や返事や、連絡帳の几帳面な点検、短いけれど深い会話が必要です。
三番目が、スポーツや学習に関しての素敵な環境です。これは教師も頑張ります。この3つの条件がそろう事がとても大切です。健康や精神のバランスが欠けた子どもの増加は、最近のいわゆる心の病気、凶悪な犯行と関連しているのです。
四番目があります。これは、自立の心を育てることです。母子分離のできない状況は、最近の変な子が育ってしまう一つの要因なのです。わが校の教育は、「自律を育てる教育」です。待つことのよさ、どのように育とうとしているのかを見守ることのよさ、共に学ぶよさを私たちは知っているのです。子どもから成長力を引き出すのです。植物も、可愛がりすぎて、水や肥料をやりすぎたり、伸びようとする芽を可愛い可愛いと触れすぎたりすると伸びなくなると、以前に書いたと思います。小さいこと、伸びようとしている姿は周りから見ると可愛いものですが、本人にとっては別に可愛いのではなく、それがたまたま生きている姿なのです。
今、1年生の子ども達は、この三番目と四番目を、親に頼らないで自分で頑張ろうと自覚してきています。きっと、五年後には、今の6年生のように、学習、交流、行事など、全て子どもの力でやりぬける高学年に成長するのではないかと思っています。
<れんらく>
① 卒業式の登校
3月10日(金)
1年生も卒業式に出ます。奈良発8時38分の電車に乗ります。登校は、8時50分から9時10分の間に各自歩いて登校し、門の所に9時10分に集合します。
登校指導の保護者は、8時50分から9時10分の間、ご指導お願いします。
式は10時~11時です。
② 個人面接
1年生最後の個人面接を、13日~15日に行います。担任より面接時刻をお伝えします。
③ 持ち物に名前を
鉛筆、赤鉛筆、消しゴム、定規、下敷きなど、毎日使っている持ち物に、しっかり名前を書いてください。落し物が最近増えています。そして、落としたら取りに来ない子が多いです。
<今週の予定> 下校
6 月 2:00 ⑨
7 火 2:00 ⑩
8 水 2:40 ①
9 木 2:00 ②
10 金 卒業式 11:20 ③
11 土 <休み>
12 日 <休み>
13 月 個人面接 10:50 ④