魅力のある賢い親に 平成12年2月14日(月)
教室でのいくつかの風景です。
① 教室の前に出て、4人で司会をしています。順番に話す人が代わりながら司会をしているのですが、その中の一人が話しません。4人もいるので、誰かが代わって司会を進めています。話さない人を責めたりしません。教師もその様子をじっと見ていましたが、何も言わずに終わりました。しかし、座った瞬間、話せなかった子が手を挙げて、発表しているのです。おそらく、よくなかったなと思い、手を挙げているのだと感じました。しからなくてよかったなと思いました。次は出来るでしょう。
② プリントの答え合わせは、子どもの司会で進めているので、教師は教室の中を見回ります。忘れている人がいます。その人の後ろに立って、小さな声で「明日持っておいでね。見てあげるから。」と言います。それでその子は、ほっとしていると思います。「次からは忘れないようにしよう。」かな。
③ 後ろを向いて話している子がいます。「〇〇さん、ちょっと先生の所までおいで。」と言って、呼び寄せます。心が落ち着くまで、そして、反省が出来るまで先生と手をつなぎます。先生と手をつないだまま、授業をします。2~3分して席まで送ります。1年生は、先生と手をつなぐのが大好きです。
私たち大人は、目の前ですぐ命にかかわること以外は、大きな声をあげてしからなくてもいいのではないでしょうか。大人のプライドが優先して、子どもをしかっていないか、常に反省を必要とします。子どもの生活態度は、一度にそのようになったのではなく、だんだんにそのように育てられたのです。1年生の最初の集団生活も、幼稚園での2~3年で、そのようにふるまってもいいものだと身に付けたものです。子どもの身に付けてしまった社会的によくない行動は、しかるのではなくて、時間をかけて直していくものです。規則正しい生活をして、だんだん身に付けさせていくのです。
また、甘やかしすぎも問題です。しからないということを優先してしまい、子どもの言いなりになっている人もいます。親の意見、教師の意見を、子どもは素直に聞くものです。意見は当たり前のこととして、通さなければいけません。しかることと、意見を通すことは違います。しかって意見を通しているのは、親や教師に魅力がないのです。意見が通らないのは、大人がばかにされているのです。
魅力のある、賢い大人になりましょう。お互いに。
<れんらく>
① 研究発表会準備で下校
2月16日(水)と17日(木)は、研究発表会準備のため、1年生は午後下校します。下校は1時30分です。
② 前日準備のお願い
1年生の両担任は、研究発表会の係りの中心ですので、なかなか自分のクラスだけの準備をしていられません。つきましては、保護者の皆さまのご協力を賜りたく思います。教室の中の殆ど全ての物を空き教室へ移動します。清掃、荷物移動のご協力お願いします。また、土曜日の教室復元にもご協力ください。
③ 2月18日の研究会
<集団登校をします>
・駅を8時20分出発
・西門8時30分歩き集合
<集団下校をします>
・西門9時55分出発
④ 研究会当日の授業
1月 手作りおもちゃであそぼう
1星 さんぽで見つけた早春
★ご協力お願いします★
<今週の予定> 下校
14 月 2:00 ③
15 火 2:00 ④
16 水 午後準備 1:30 ⑤
17 木 午後準備 1:30 ⑥
18 金 研究発表会 9:55 ⑦
19 土 11:50 ⑧
20 日 <休み>
21 月 2:00 ⑨