インターネット学習時代 平成12年2月7日(月)
もう、数年前になりますが、ヨーロッパのデンマークかオランダ(どちらか記憶がはっきりしない)のコンピュータ事情を本で読んだことがあります。この国では、国民全員がインターネットのアドレスを持っていること、そして、自分の考えや趣味を、どんどんホームページで発信して、自己アピールをしていることを知りました。本を出版することは大変なことですが、ホームページでの発信は、誰でも簡単にできます。小学校1年生でも詩や絵を世界に発信できます。このように多くの人がホームページを作ると、人間の多様な知能が共有されて、電脳社会が成立していくのではないかと思われます。当然、これらの国の子ども達は、学校の宿題などをするときは、コンピュータなしでは考えられない状況なのだそうです。日本では、まだまだインターネットの普及が遅れていますが、進んだ国では当たり前に生活や学習の道具として定着しています。
では、日本ではなぜインターネットの普及が遅れているのでしょう。一つは、コンピュータ教育に対して、国や教師の見通しがよくないのです。もう一つは、インターネットには英語が使われているのに、日本人の多くが英語を理解できないことにも、原因があるのだと思われます。
最近、クラスの子ども達の日記に、インターネットから取り込んだ映像が貼られていることがあります。例えば、インフルエンザ菌の映像や、若草山の山焼き、明日香の遺跡、動物占い、雪の結晶など、自分の体験と合わせた資料をうまく取り寄せています。また、私自身も、この冬休みに「柿の葉ずし」について調べる仕事があり、素材調べにインターネットを活用しました。さば、米、酢、昆布、塩、柿の葉について、漁協、農協、役所、統計局、企業、博物館などへアクセスして、多様なデータを集めました。これまでは、図書館に行き、本をコピーして、それをワープロで書き直すという作業をしてきましたが、インターネットでは直接コンピュータにデータを取り込めるので、とても効率のよい調査ができるのです。また、日常的な活用として、大学の先生とE-メールだけで原稿をやり取りしながら本を書いたり、E-メールで会議を進めて教材開発の仕事をしたりしています。教師でも、インターネットがないと、仕事が出来ない時代になってきました。
近いうちに、子ども達も、インターネットがなくては学習ができない時代が来ます。
<れんらく>
① お休みの日が多いです
2月9日は、新1年生の選考日です。子ども達はお休みです。2月11日~13日は、三連休になりました。お休み疲れが出ませんように。
② インフルエンザ
1年生は、やはり体力がないのか、多くの人がインフルエンザに負けてしまいました。寝不足気味の先生も、熱を出してしまいました。気合だけでは勝てませんね。一度かかったからといって、まだ、油断は出来ません。気をつけましょう。
③ 2月18日の研究会
今年度は、初めて2月に研究会を持ちます。秋の研究会の3倍ほどの人が来そうで、準備が大変です。研究会に向けてのご協力、お願いします。
<今週の予定> 下校
7 月 2:00 ⑩
8 火 2:00 ①
9 水 <休み>
10 木 2:00 ②
11 金 <休み>
12 土 <休み>
13 日 <休み>
14 月 2:00 ③