新しいミレニアムが始まる 平成12年 1月11日(火)

 

 ミレニアムという言葉は、千年前にできたのでしょうか。私の語彙にはなかった言葉です。今、新しい2000年代が始まり、なぜか急に未来社会になったような気がします。これからの2000年代には、どんな進歩があるのでしょうか、1900年代のわずか100年の進歩は、これまで人類が歩んできた中で、画期的に科学が進歩した時代でした。この新ミレニアム後の西暦3000年は、どのようになっているのでしょうか。現在の私たちには全く予測のできないような生活を、きっとしているのでしょう。

 さて、未来を語ると気持ちばかり大きくなるのですが、私たちは日々の生活の延長に未来があることを忘れてはならないと思います。時代の進歩は、世の中がしてくれるのではなく、私たち一人一人の努力の上に創造されていくものなのです。

 最近、新しい子育て、新しい教育、新しい生活と、なんでも新しい未来型の生活が提案されてきていますが、形ばかり未来型で、心が忘れられている場合が多いように感じます。教育の世界でも、だれでもできる授業形態や教育方法ばかりを問うあまりに、教師の専門性が無くなり、塾に取って代わられようとしてきています。教師は本来、職人であり、玄人でなければならないと思います。自分なりの、技と知識と心を持つ、職人になることを第一義にしたいものです。子どもの幸せのために働く、職人なのです。家庭も一緒です。家庭生活の心を亡くした家事の効率化、家族団欒生活の崩壊を起こすような仕事では、なんのために働いているのか分からなくなります。親は、子育ての玄人を目指したいものです。

 学習も、効率化を目指したら、もうその時点でなんの為の学習かが分からなくなります。

 ●「学習は、椅子にいかにじっと座っていられるかが勝負である。」

 ●「一日仕事(勉強)をしないと自分に見放され、二日仕事(勉強)をしないと先生に見放され、

   三日仕事(勉強)をしないと世の中に見放される。」

 城山三郎氏の著書「この日、この空、この私」に、このような言葉がありました。能力に恵まれ、世の中の先端で働いている人でも、このような言葉を壁にはって、原稿を書いておられるようです。

 

<れんらく>

  登下校について

今年の1月13日(木)から、電車バス組の集団登校をやめて、8時40分校門前集合とします。年末にお配りしましたような当番で登校指導をお願いします。歩き登校の組の人たちも当番になっていますのでよろしくお願いします。下校は今まで通りです。

  持ち物について

クレパスや絵の具や色鉛筆は、かなり使っていますので、無くなってしまっている色があるかもしれません。補充し、名前を書いてご準備ください。はさみ、ホッチキス、セロテープ、のり、定規(20cm)、色紙なども必需品です。

  日曜参観日の登下校

いつもの時間帯で親子で登校を、お願いします。下校も、親子で下校します。登下校当番は立ちません。

 

<今週の予定>     下校

11 火 始業式    10:30

12 水        2:40

13 木 登校形態変更 2:00

14 金 書作展    2:40

15 土        11:50

16 日 日曜参観日  11:50

17 月 <休み>

18 火        2:00