冬休みもフットワーク軽く 平成12年 1月11日(火)
夏休みに入る時のまほろばには、「夏休みは不思議ワールドへ」という文章をお配りしました。おたよりを読んでいただき、子ども達といろいろな博物館や野外観察やキャンプなどに行かれたようで、9月には子ども達を通して多彩な体験報告をして頂きました。子どもも、親も、教師も、とても幸せな気分になりました。報告を聞き合い、多面的な学び合い学習を組むことが出来ました。
冬休みは、前号でお知らせしましたように、日本文化に触れるような体験を、いろいろ工夫してみてはいかがでしょうか。私の親戚では、かつてしていた餅つきをしばらくぶりに復活しています。門松やしめ飾りなども、以前よりきちんとするようになりました。初詣も、混雑を覚悟して出かけて行くと、それなりに日本のお正月の雰囲気が感じられます。子ども相手の出店などは、何か心をワクワクさせる魅力があり、子どもの伝統文化体験の一つになるようです。また、除夜の鐘をつきに行ったり、初水をくんで書き初めをしたり、形式ですが大切な日本の儀式なのです。
楽しい子ども文化といえば、カルタ、百人一首、コマ回し、たこ揚げ、はねつきなどがあります。テレビなどを見ていないで、子どもと一緒に外に出て伝統遊びを楽しんでみようではありませんか。また正月は、将棋、囲碁などを子どもに伝達するいい機会です。日頃忙しく仕事に明け暮れている保護者の方も、子どもにしっかり関わってあげてください。
「知の休日」(五木寛之)「週末の達人」(小石雄一)「週末の価値を倍にする」(小石雄一)などの本が手元にあります。時間を有効に使うと、かなりの体験が出来るんだなと思います。私も、難波を通る生活をしているので、百貨店で開かれている展覧会や、小さなホールでの発表会に出かけるようにしています。また、ジュンク堂、丸善、旭屋、駸々堂、古本屋などのはしごをよくします。「手本にはなれないが、見本にはなれるかな」という、五木寛之さんの本の中の言葉がぴったりかもしれません。私たちは、子どもに一つの見本程度の影響を与えることが出来ることを願っています。こだわりのある生き方、楽しめる生き方を持ちたいものです。
この冬休み、「長期休みの達人」になってみてはどうでしょうか。伝統に生き、文化を楽しみ、知的好奇心を満足させる達人は、動くことから始まります。
<れんらく>
① 持ち物の点検
クレパスや絵の具や色鉛筆など、使ってしまって部分的に無くなっているものがあります。また、失ってしまっている場合もあるようです。名前を書いたり、補充をしたりしてください。
② 自由研究
冬休みは忙しいとは思いますが、今回も一人1点程度の自由研究をしてください。模造紙に書くときは、模造紙半分程度の大きさが、教室掲示には丁度いいようです。量が多くなる人は、模造紙半分の大きさの紙を数枚にしてください。
③ 日記・基礎的な勉強
日記は、我が校の大切な勉強です。大変ですが、毎日、保護者のコメントをしながら、夢の共有を図ってください。お願いします。また、冬休みは、算数や国語などの勉強も工夫して、取り組んでください。
④ 登校について
役員さんと検討した結果、別紙でご連絡のように、来年の1月13日(水)から、集団登校をやめて、8時40分校門前集合とします。登校指導を、当番でお願いします。下校は今まで通りです。
<今週の予定> 下校
20 月 終業式 10:30⑧
1月
11 月 始業式 10:30⑨
12 火 2:00⑩
13 水 登校形態変更 2:40①