今日は一心寺で、オオイタビの写真を撮ることができました。オオイタビについてネットで情報を調べてみました。

 「房総半島以西の日本各地に分布する常緑蔓性植物。オオイタビとは大きなイタビカズラを意味し、イタビカズラよりも大きな果実ができることによる。イタビはイヌビワ、カズラはツル性植物のこと。台湾や中国にも自生が見られる。暖地の海岸沿いに自生し、ツルの随所から気根を生じて他の樹木や岩場を登る。暑さや乾燥に強く、丈夫な性質を持つため、石垣やコンクリート壁面の緑化に使われる。 葉はツルから互い違いに生じ、長さ4~9センチの厚い楕円形になる。縁にギザギザはなく、葉の両端とも尖らない。表面は光沢があり、裏面は白っぽい。若葉は小型で赤みを帯びており、葉の大きさや雰囲気は時季によってだいぶ異なる。枝を折ったり果のうをもいだりすると乳液が滴り落ちるが、これにはフロクマリンが含まれており、皮膚の敏感な人がこれに触れるとかぶれることがある。

 オオイタビの開花は7~9月だが、花は近縁のイチジクと同じように花嚢(かのう)の中に咲くため、これを割らないと観察できないが、花弁もある。雌雄異株で雄の花嚢の中にはコバチの卵があり、これが内部で孵化すると花粉を着けて飛び立ち、雌の花嚢に入ることで受粉がなされる。雌株に咲く雌花の「花嚢」は「果嚢」に変わり、11~1月に熟すと紫色になって食用できるが、雄株に咲く雄花はスポンジ状で食べられない。果嚢は楕円形あるいは球形で、長さは3~5センチほど。」(植木ペディア)

 

♫ 吉野山 ♫