しらとり公園には、大きなモミジバフウが1本あります。綺麗に紅葉をするので、シンボルツリーのようです。ネットで、情報を調べてみました。
「北アメリカ中南部及び中米を原産地とするフウ科の落葉樹。正式にはアメリカフウというが一般的にモミジバフウと呼ばれ、公園や街路に使われる。原産地やヨーロッパでも街路樹として利用されることが多く、特にドイツでは有数の公園樹とされる。中国を原産とするタイワンフウの仲間で、タイワンフウは葉が3つに裂けるが、本種は五つに裂けてモミジ(カエデ)のように見えるため、モミジバフウと呼ばれる。日本へ渡来したのは大正から昭和初期で、アメリカ庭園協会から寄贈された。渡来したのはタイワンフウより遅いが、これまでに植栽された数はタイワンフウを凌ぐ。 葉は直径12~18センチほどで枝から互い違いに生じ、5~7つに裂けた手のひら状になる。葉や樹脂が持つ独特の臭気を嫌って、動物が葉を食べないため、動物園の景観樹として使われる。
紅葉の美しさは庭木の中でも際立つ。紅葉が進むにつれ、緑→オレンジ→赤→紫などと葉色が変化していく。色の付き方には個体差があるため街路樹として列植すれば紅葉のグラデーションを楽しめる。紅葉の時期には数多くの人がこれを写真におさめることになるが、落葉が早い。
モミジバフウの開花は4月頃で葉の展開と同時。雌雄同株で、同じ木に雌雄それぞれの花が咲く。雄花は房状で上向きに咲き、雌花はクリのイガ状で垂れ下がる。雌花の後にできるイガ状の果実は直径3~4センチでタイワンフウよりも大きく、棘がある。クリスマスリースの材料になるほか、小型エビの隠れ家になるとして熱帯魚愛好家に販売されている。日本での最大樹高は25mほどだが、原産地では40mを超える高さになる。樹皮は淡い赤味を帯びた褐色。幹からは「ソゴウ香」と呼ばれる芳香性の液が抽出される。」(植木ペディア)
♫ 立冬次候 ♫
