天王寺の茶臼山公園でサクラが咲いていました。ジュウガツザクラだと思います。ネットで情報を調べてみました。

 「バラ科サクラ属の小高木。エドヒガンとマメザクラの交雑種であるコヒガンザクラを原種として江戸末期に作られた園芸品種であり、野山に自生はない。旧暦の10月(現11月)頃に咲く花が特に人目を惹くためジュウガツザクラと呼ばれるようになったが、実際の開花時期は9月下旬~4月上旬頃。氷点下になるような厳冬期以外は断続的に咲き続け、春季には最も多くの花を咲かせる。他のサクラに埋もれがちだが、春に咲く花の方が花弁が大きい上に独特の捩れがなく綺麗である。

 花の直径は1.5~3センチ前後で3~5輪がまとまって咲く。原種のコヒガンザクラは一重だが、ジュウガツザクラは八重(あるいは半八重)が多く、花弁は5~20枚あるのが普通。シベは黄色くてよく目立ち、1本しかない雌しべは雄しべよりも長く突き出るのが特徴。花の後には稀に果実(サクランボ)ができる。

葉は楕円形で厚みがある。長さは4~10センチほどで先端は鋭く尖り、縁に不規則なギザギザがあるため毛羽立って見える。葉は枝から互い違いに生じ、枝葉には細かな毛がある。

 冬に咲く桜として「フユザクラ」と呼ばれることも多いが、本種とは別にフユザクラという園芸品種がある。フユザクラはヤマザクラとマメザクラの雑種であり、花色は白、一重咲きで花弁は5枚でより大きいことで見分けられる。ややこしい話だが、ジュウガツザクラ、フユザクラ、シキザクラ、コフクザクラなど秋から冬に咲く桜を総称してフユザクラと呼ぶこともある。」(植木ペディア)

 

♫ 花宴(源氏8) ♫