毎年夏になると、地球全体の温暖化現象についての議論が起こります。冬の間は、かなりの暖冬でも過ごしやすいのでそれほど気にしないのですが、夏に40度を越える、観測史上初というような気温があちこちで報告され、危機感を持ちます。
我々が子どもの頃、理科の教科書には、空気中の二酸化炭素量は0.03%と書かれていて、そのように覚えていたと思うのですが、最近は、0.04%に増えてきました。確実に、60年前より、二酸化炭素濃度が上がってきています。
「60年前の1965年頃の二酸化炭素濃度は、約320ppmでした。これは0.032%に相当します。現在(2024年)の濃度は421 ppmを超えており、過去14年間で最も高い増加率を示しています。」(グーグルAI)
温暖化については、人間の活動によって二酸化炭素排出量が増えていると言う科学者と、太陽の活動の変化や地軸の傾きの変化などによって、氷河期と間氷期の気温変化から現在は温暖化しているという科学者がいます。ネットで情報を調べてみました。
「地球の表面は赤外線のエネルギーを放出して冷えようとしますが、大気中に存在する二酸化炭素などの温室効果ガスが、逃げようとする赤外線を吸収して、また赤外線を放出します。放出された赤外線の一部は地表面に戻ってくるため、温室効果ガスには地表面付近をあたためる効果があります。実際にはこの過程はもっと複雑です(大気中にはたくさんの二酸化炭素分子があり、赤外線の吸収・放出が繰り返されますし、二酸化炭素分子は周りの窒素や酸素の分子と衝突してエネルギーをやりとりします。他にも水蒸気などの重要な温室効果ガスが赤外線を吸収・放出します)。その複雑な過程を考慮して、大気の中での高さ方向の赤外線のやりとりによって地球の気温が決まることを初めて精密に計算したのが、2021年にノーベル物理学賞を受賞された真鍋淑郎さんの研究(Manabe and Wetherald, 1967)です。そして、真鍋さんはその方法を使って、大気中の二酸化炭素濃度が2倍に増えると地表付近の温度が2℃程度上がるという計算結果を得ました。 以上から、理論的には、二酸化炭素が増えると地球が温暖化する「はず」であることがわかります。」(国立環境研究所)
しかし、温暖化は二酸化炭素の量の増加ではないという議論もあります。
「古生代はCO2濃度4300ppmでも氷河期の時がありました。CO2濃度と気温には相関関係がありません。 過去4000年でも、CO2濃度280ppmでも現在よりも高温の時期がたくさんありました。6000年前はCO2濃度280ppmでも現在よりも2度高い時代でした。CO2濃度と気温には相関関係がありません。 過去100年でCO2濃度と気温に相関関係があるから、CO2濃度が上昇すると、気温が上昇するという温暖化CO2原因説の主張は、都合が悪い長期間は無視して、都合が良い短期間だけをトリミングして取り出したまやかしです。 偽相関です。1900年頃は1850年頃までの小氷期からの回復過程でした。1900年代の後半は1000年ぶりの活発な太陽活動、現代極大期でした。」
科学者の間で、いろいろ議論はあるようです。確実にここ数年は温暖化が激しいと思われます。何をどのように対処すればよいのか、今のところわからないまま生活を続けているのが現状です。
♫ 橋姫(源氏45) ♫