ペン字、筆ペン、太筆の練習は、それぞれ3年近く続けてきているので、少しはペンや筆を持ち慣れてきています。しかし、小筆を使って文字を書く練習をしていませんでした。ついつい、筆ペンを小筆の代わりに使ってきていました。しかし、小筆と筆ペンは、使い勝手がかなり違います。3年ほど使い慣れてきている筆ペンは、細字や仮名文字の臨書が、少しは出来るようになってきているのですが、小筆は、思うようなきれいな線が書けません。その原因は、一つは、適当な仮名用の小筆を持っていないということがあるのですが、一番大きな原因は、小筆の使用に慣れていないということです。筆ペンはよく研究されていて、小さな文字も仮名も、適度な弾力性と墨の出方など、誰もが書きやすいように作られています。筆ペンで文字が書けても、小筆で同じように書けるというわけではありません。

 そこで、筆ペンの書きやすさに頼らないで、小筆の練習も始めることにしました。今日は1時間ほど、小筆で仮名文字、手紙文字を書く練習をしました。しかし、全く上手く使えませんでした。先日、筆ペンで書いたときの方が、まだ少しは作品らしく見えていました。今後時間はかかるのですが、小筆の練習も続けて、書き慣れるようにしていこうと思います。

 

 

♫ 行幸(源氏29)