今日は、日々書いているA4一枚の悠遊探路を、どのように書けば、伝わり易く端的にまとめることができるかについて、考えることにしました。

 そこでまず、かつて、こぎつね小学校で理科専科教諭をしているころの、理科学習ノートの書式と、理科レポートの書式を思い出しました。

 日々の理科学習のノートは、「学習の課題、学習のめあて、実験観察方法、結果(表やグラフ)、考察、学習のふりかえり」という項目で書き進めるようにしていました。また、理科レポートは、「研究の課題、方法、結果(表やグラフ)、考察、感想」、という項目で書き進めさせていました。

 一方今日は、『英語論文執筆の基本』(西山聖久)という本を読みました。そこには、「表題、研究概要、序論、方法、結果、考察」、という項目で論文を書くことが基本だと示されていました。かつての小学校理科の実践と比較してみると、子ども達のノートやレポートには、「研究概要」を書く項目はありませんでした。それに代わるものが、理科ノートでは「ふりかえり」、研究レポートでは「感想」という項目に当たるのではないかと考えました。

 この「研究概要」の項目の書式は、とても大切であると、西山さんの本には書かれていました。「研究概要」には、①動機、②これまでの研究についてと問題点、③新たな視点、④研究方法、⑤結果や考察、などを、端的な文章でまとめるということです。

 理科の学習では、西山さんが書いているような、研究概要を書く習慣は無かったのですが、理科ノートの「学習のふりかえり」や、理科レポートの「感想」の部分には、今日の学習の意義やそこで分かったことなどが、端的に書かれていました。教師は、子ども達のノートでは、この「学習のふりかえり」、理科レポートでは、「感想」の部分をしっかり読んで、評価をしていたことを思い出しました。

 今後、自分が毎日書いている悠遊探路も、論文の書式を意識しながら、特に、「研究概要」の書式を参考にしながら、論理的に書き進めたいと思いました。

 

 

♫ さかき(源氏10) ♫