今日は、今年初めてツクシを見ました。ツクシについて、ネットで情報を調べてみました。
「春になると満開のサクラが注目されますが、河川敷や土手、道端などに眼を向ければ、とても地味な土筆(ツクシ)が所々に見られます。ツクシはスギナという植物の一部分ですが、残念ながら花はありません。ツクシは早春に芽を出すスギナの胞子茎です。茎は柔らかな円柱状で退化した「はかま」と呼ばれる葉(葉鞘)が節に付いています。薄茶色で丈は10~15cm程度です。おひたしや佃煮などにしてよく食べた思い出のある方も多いと思います。
スギナはトクサ科の耐寒性の多年生草本で、ツクシが枯れた後に芽を出します。草丈は30~40cmになり、中空の円柱状で、節で輪生状に多数分岐します。緑色の葉は小さく鱗片状です。スギナは栄養茎として養分の調達を、ツクシは胞子茎として繁殖をそれぞれ分担しています。
和名のスギナは草の形がスギ(Cryptomeria japonica D. Don)に似ているから、杉菜と名がついたという説や、節のところで抜いて継ぐことができたことから、継ぐ菜から転訛したという説があります。本草綱目には、節と節とが互いに接しているので接続草として登場します。学名のEquisetumは、ラテン語で馬を意味する「equus」と剛毛を意味する「seta」を組み合わせた言葉が由来といわれ、種小名のarvenseは「耕作地」を意味します。英名はfield horsetail、bottlebrushと言います。これはスギナが馬のしっぽに似ていたこと、ケイ酸を多く含むことから研磨剤としての用途にそれぞれ由来します。」(日本薬学会)
ツクシ
♫ リュウゼツラン ♫