これまで、オシドリは何度か見ているのですが、遠くにいて、姿をしっかり見たことがありません。今日は、神戸どうぶつ王国で、オシドリを身近に見ることができました。見ていると、オシドリは木の枝に登っていました。他のカモたちとは少し違うなと思いました。
「オシドリは全長45cmほどの小型のカモで、オスがとても美しい羽根色をしています。野生のものは全国の山地の渓流などで繁殖し、ほかのカモの仲間と同様に冬になると温暖な地方へ移動します。繁殖地では山間部の川岸や池の近くの木のうろ(洞)に巣を作ります。子育てを行うのはメス親だけで、メスの地味な色合いは天敵に見つかりにくくする意味があるのでしょう。繁殖シーズンを迎える秋から春、つがいの相手を獲得するためにオスが美しい色合いになります。この、オスが目立ち、美しい色合いになる時期、雌雄仲睦まじい様子が観察されるので「おしどり夫婦」という言葉が生まれたのでしょう。野生のものでは、子育ての時期になると夫婦は離れ離れになってしまい、秋に夫婦になる相手は異なる、ということが観察されているそうです。オシドリが好む食べ物はドングリです。山間部の湖など、周囲にミズナラやコナラなど、ドングリのなる木があるところに多くみられます。」(三鷹市)
オシドリ
神戸どうぶつ王国で撮影