かつて大学生の頃、二上山周辺の火山岩の調査をして卒論を書いています。最近は、トレーニング歩きで二上山に登っているのですが、その地質について、今一度ネットで情報を調べてみました。
「二上山は,昔は火山でした.二上山及びその周辺には,中新統の火山岩類が分布していることから,二上山は昔の火山であったと考えられています.その活動は,中新世後期にまず流紋岩などの酸性岩の活動に始まり,黒雲母安山岩・角閃石安山岩を引き続いて噴出し,特異な讃岐岩(サヌカイト)の噴出で終わっています.雌岳およびその東部には流紋岩溶岩や流紋岩質岩脈が存在していることから,当時の火口 に近いと思われますが,現在では表面がどんどん削剥されて、芯の部分だけが残っているということになります.二上山の活動時期は放射年代測定から約1400万年前と推定されています.火山の寿命はせいぜい100万年くらいと見なされますので,二上火山は死火山で,将来噴火する可能性は全くありません.二上山西方の屯鶴峯公園には二上山から噴出したと考えられる火砕流堆積物が公園一帯に広く露出しています.1991年~95年の雲仙普賢岳と同じような火砕流がかつて発生したことになります.」(日本火山学会)
懐かしい言葉が、並んでいます。
二上山
竹内峠側の谷
♫ 菘(すずな) ♫

