今日は、大阪市内の万代池にマガモがやってきているのを確認できました。ネットでマガモについて、情報を調べてみました。

 「オスは体が上下面とも淡褐色。遠目には白っぽく見えます。頭は緑色、胸は栗褐色、くちばしは黄色。尾には短いですが、黒色のカールした羽をもっています。脚は赤味のある橙色。メスは全身褐色で、黒褐色の模様が沢山あり、目立たない色彩をしています。オスは「グェー グェッ グェッ」 と大きな声で鳴きます。おもに水辺の植物の葉や実を食べていますが、ヒナの時は底生動物も食べています。ユーラシア大陸北部の森林地帯に広く分布・繁殖しており、北アメリカ大陸にも広く生息しています。日本では主に冬鳥で、池沼、湖、河川、海上などに生息しています。本州の一部や北海道では繁殖するものもいます。本種を飼育改良したものがアヒルで、ヨーロッパでもアジアでもマガモから作出されています。本種の分布がユーラシア大陸では人の生活域とも重なっているので、飼育されたことも多い一方、野生の個体は、ずっと人間から命を狙われ続けてきた歴史から、逃げ足が速くなりました。日本では人の近くに寄ってくることが少ないカモの代表と言えそうです。日本人の野生の鳥との付き合い方が、反映しているものと思われます。」(サントリー)

 万代池では、カルガモより早く、マガモがやってきていました。このまま、この池にしばらく定着するのか、また、移動するのかは分かりません。ユーラシア大陸北部から、この日本に渡ってくる渡り鳥は、少し特殊な群れかもしれないなと思います。多くはユーラシア大陸内の中国や東南アジアへと南下すると考えられますが、危険を冒して、海を渡って日本列島の池や川へとやってきます。日本から、さらに東へと進んでしまうと太平洋上になり、カモ達は暮らしていくことができません。そう考えると、もしかしたら、シベリアから島を繋ぐ海岸沿いに飛んで移動してきているのでしょうか。夜に移動するとなると、現在なら、空から見た街の明かりを頼りに飛べるかもしれませんが、100年も前だと、夜は陸地には殆ど明かりがなく真っ暗です。やはり、前回調べて知った星座や地磁気を便りに飛んでいるという可能性も高いのでしょう。一方、月明かりは重要な要素だと思うのですが、どうでしょう。

 環境省のホームページを見つけました。

「カモ類など冬鳥の主要な渡りの経路は[1]カムチャッカ半島・千島列島経由、[2]サハリン・北海道経由、[3]日本海横断、[4]朝鮮半島経由が考えられています。カモ類は、9~10月頃日本に渡り、冬を過ごして4~5月頃北方に渡ります。」(環境省)と、いうことです。やはり、列島沿いに渡っているようです。

 

 

♫ 霜降初候 ♫